デッキ紹介記事まとめは下記よりどうぞ
https://manacapsule.diarynote.jp/201812100147053518/
≪マナカプデッキ探訪とは?≫
Mana Capsuleメンバーが普段使用しているデッキを紹介するコーナー。
こだわりのカードや調整などについて好き勝手語ってもらいます。
こんにちわ。
最近MTG ARENAにハマり出しているMana Capsuleのワカです。
いま使っているデッキのことをちょこちょこ書いていこうかと。
さて、突然ですが皆さんはこのカードをご存知ですか?
かつて一世を風靡したエンチャントカードです。
なんらかの手段でクリーチャーを大量に並べることで、相手の土地やクリーチャーをタップし続け、対戦相手をロックします。
ひとたび盤面に着地すれば、ゆるぎない制圧力を発揮しますが、レガシーの青4マナ圏には《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》という強力カードが存在するため、このカードが使われることはあまりありません。
が、その効果の強さから隠れた愛好家も多いカードです。
レガシーで何か変わったデッキを組みたいな~と色々試行錯誤していたところ、このカードの存在を知り、以来僕はこのカードを主軸にしたデッキを調整し続けています。
ということで私がいま使っているデッキレシピはこちら!
「なんじゃこりゃ??」と思われた方も多いかもしれません(笑)
型としてはいわゆるティムールオーダーに対立要素を混ぜ合わせたデッキです。
《対立/Opposition》でソフトロックをかけつつ、隙を見て 《自然の秩序/Natural Order》を唱え、《孔蹄のビヒモス/Craterhoof Behemoth》 or 《大祖始/Progenitus》でフィニッシュするというのが基本のプランです。
ただ個人的なこだわりで、
●《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》によるシルバーバレット戦術
●《罰する火/Punishing Fire》 & 《燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillows》による罰する火エンジン
も搭載し、幅広い状況に対応できる構築にしております。
■カードの紹介
それではこのデッキを支えるカードたちを一部ご紹介します。
①《錯乱した隠遁者/Deranged Hermit》
戦場に出た際にリストークンを4体生み出すエルフクリーチャーです。
《対立/Opposition》との相性がよく、このクリーチャーを場に出すだけで、次のターンでは相手の戦場にある土地&クリーチャーを5枚分タップすることが可能となります。
対立デッキには欠かせない最大のキーカードです!
②《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》
各種緑クリーチャーによるシルバーバレットを実現してくれるデッキの要。
このカードの効果を最大限に生かすため、このデッキには《永遠の証人/Eternal Witness》や《錯乱した隠遁者/Deranged Hermit》などのCIP持ちクリーチャーが多数入っております。
以下のような感じです。
【シルバーバレット例】
●クリーチャー数を増やしたいとき ⇒ 《錯乱した隠遁者/Deranged Hermit》 or 《巣の侵略者/Nest Invader》
●対戦相手の置き物を破壊したいとき ⇒ 《再利用の賢者/Reclamation Sage》
●墓地のキーカードを回収したいとき ⇒ 《永遠の証人/Eternal Witness》
③《自然の秩序/Natural Order》
通称オーダー。このデッキのパワーを飛躍的に高めてくれるカードです。
こちらは《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》とは違い、ゲーム終盤のフィニッシュに使います。
呼び出すクリーチャーは大抵《孔蹄のビヒモス/Craterhoof Behemoth》 or 《大祖始/Progenitus》。
基本的にクリーチャーの数が足りてたら1ターンで勝負を決められる《孔蹄のビヒモス/Craterhoof Behemoth》を優先しますが、間に合わなければ《大祖始/Progenitus》で我慢します。
④《輪作/Crop Rotation》
1枚挿しされている《輪作/Crop Rotation》を見て、「何で入ってるの?」と思われた方も多いかと思います。
意外とやれることも多いこのカード。
例えば…、
●《燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillows》をサーチして《罰する火/Punishing Fire》エンジンを完成させる
●《ガイアの揺籃の地/Gaea’s Cradle》からマナを出した後、《輪作/Crop Rotation》を唱え、2枚目の《ガイアの揺籃の地/Gaea’s Cradle》を戦場に出し、大量のマナを無理やり出す
●対戦相手による不毛の大地の能力起動に合わせて唱え、土地の破壊を回避する
など。1マナインスタントがゆえの小回りの良さも気に入って、デッキに入れている1枚です。
⑤《巣の侵略者/Nest Invader》
2/2という熊相当のサイズを持ちながら、0/1の落とし子トークンも戦場に出た際に生み出す。
このトークンは生贄にする事で1マナを生み出せるので、《ガイアの揺籃の地/Gaea’s Cradle》と組み合わせれば、次のターンでは実質3マナ加速!
さらに緑クリーチャーなのでオーダーの生贄要員に使えるのも魅力です。
あと出したら相手が大体質問してきます。
■デッキ相性考察
《対立/Opposition》によるコントロールや《自然の秩序/Natural Order》によるコンボを搭載しているので、キルターンが早くないフェアデッキ相手ならそこそこ戦えます。
逆にコンボデッキや、エルドラージストンピィのような高速ビートダウンは、こちらが盤面を整える前に勝負が決まるので、苦手な部類に入ります。
以下、各種デッキタイプとの相性考察です。
①デスタク:有利
システムクリーチャーを《罰する火/Punishing Fire》で除去でき、相手には《自然の秩序/Natural Order》を止める手段もないので、うまく対応すれば勝てる相手。
ただしリシャーダの港や不毛の大地で土地を縛られたり、梅澤の十手や火と氷の剣が回り出すと途端に勝ちが遠のくので油断は禁物。
また、サイド後からは確実に封じ込める僧侶がサイドインされるので、無暗に《自然の秩序/Natural Order》 or 《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》を撃たないようにする必要あり。
②赤単プリズン:五分
メインは《意志の力/Force of Will》と《呪文貫き/Spell Pierce》でいかに相手の妨害を防ぐかにかかっています。
特に特殊土地が多いので、相手先行でかつ初手に血染めの月を置かれると、即投了です。
逆に、初動さえ防げばアド差を広げて勝利することも可能。
サイド後は《帰化/Naturalize》(置き物対策)や《唐突なる死/Sudden Demise》(ゴブリンの熟練煽導者対策)などの対応カードが豊富なので、ある程度こちらが有利に傾くかなといった印象です。
③オムニテル:五分
コンボデッキの中では相性は悪くない相手。
実物提示教育を許したとしても、《対立/Opposition》さえ出せばエムラクールは封じ込められる上、土地を縛れば、実物提示教育の再キャストを防ぐことができます。
色の性質上、相手は一度着地した置き物を触る手段がほぼないため、《対立/Opposition》をいかに先に着地させるかが勝負のカギとなるでしょう。
④奇跡:五分
全体除去が厳しい相手ですが、立ち回り次第では戦える相手です。
無理に《自然の秩序/Natural Order》を通して勝ちを決めにいこうとせず、《とぐろ巻きの巫女/Coiling Oracle》や《永遠の証人/Eternal Witness》など、戦場にでても手札ロスがないクリーチャーを戦場に並べつつ、全体除去を受けてもアドバンテージで損をしないように立ち回ります。
⑤グリクシスコントロール:不利
相手側にクリーチャーの除去手段が多いため、こちらの場にクリーチャーを並べにくく、厳しい戦いを強いられます。
相手は1:2交換によるアドバンテージで勝負してくるので、対奇跡と同じく手札ロスがないクリーチャーを並べて、アド差をできる限り広げられないように注意します。
⑥エルドラージストンピィ(ポストも含む):死あるのみ
そもそもクリーチャーサイズが絶望的に違う上に、終末を招くものが天敵。
《対立/Opposition》でクリーチャーを止めようにも、終末を招くもののティムで小粒を焼かれてしまうというつらさ。
《自然の秩序/Natural Order》を最速で唱えるしか勝ち目がありません。
■サイドボード解説
①《帰化/Naturalize》
置物対策用。
実はこのデッキ、レガシーで流行っている置物がクリティカルに刺さります。
例えば…
●基本に帰れ/血染めの月などの特殊土地対策
●罠の橋
●梅澤の十手や火と氷の剣などのクリーチャーを焼ける装備品
など。
メインからも《再利用の賢者/Reclamation Sage》を投入していますが、足りなければ《帰化/Naturalize》を追加し、対策を手厚くします。
※サイドを《再利用の賢者/Reclamation Sage》にしていないのは、《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》から呼び出すと、計4マナかかるところが場合によりネックになるからです。(特に基本に帰れが戦場に出ているとき)そのための保険として軽く小回りの利く《帰化/Naturalize》を選択しています。
② 《方向転換/Divert》
トーラックの賛歌対策として。相手のトーラックの賛歌に対応して唱え、1:3交換に持ち込みます。
③《唐突なる死/Sudden Demise》
主にデスタク/赤単プリズン用に刺しています。
自分の小粒クリーチャーを巻き込まずに全体を除去できる貴重なカードです。
④《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》《フェアリーの忌み者/Faerie Macabr》
墓地対策カード。基本的に墓地利用をしてくるデッキならこの2枚は必ず挿します。
※真髄の針や魔術遠眼鏡で指定されたときの保険のため、2種類に分けています。
⑤《漁る軟泥/Scavenging Ooze》
当初は墓地対策用に投入していたカードですが、その対応力の高さに気付き、幅広いマッチアップでサイド後に投入されています。
●墓地対策
●バーン対策(ライフゲインできるので)
●瞬唱の魔道士のフラッシュバック対策
⑥《焙り焼き/Roast》
ファッティクリーチャー対策。
基本的にファッティは《対立/Opposition》で封じろ! が基本思想なのですが、
そうもいかない場合もあるので、保険として1枚挿しています。
※四肢切断ではなく《焙り焼き/Roast》なのは、《呪文探求者/Spellseeker》によるサーチを可能とするためです。
⑦《狼狽の嵐/Flusterstorm》
ANT対策。(雑)
⑧《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》
リアニメイトなどのファッティ踏み倒し系のコンボデッキや、マリッドレイジ対策用に挿しています。
これらのコンボ系は《対立/Opposition》による封殺が間に合わないことも多いため、このカードの投入は必須です。
⑨《自然に仕える者、ニッサ/Nissa, Steward of Elements》
コントロール相手の対戦に投入する、第2の《森の知恵/Sylvan Library》。
Xマナを大量に払えば奥義を即起動できることから、
このデッキとの相性もよく、長期戦の運用に適したPWとして採用しています。
⑩《弱者の石/Meekstone》
真の名の宿敵やデルバーなどのクロックパーミッション相手用の置物。
罠の橋と違い、1度の攻撃は可能なので《孔蹄のビヒモス/Craterhoof Behemoth》によるフィニッシュを邪魔しないのが強み。
⑪《真髄の針/Pithing Needle》
各種装備品やPWへの対策用。とりあえずの保険ですが、やはり便利です。
⑫《ゴブリンのクレーター掘り/Goblin Cratermaker》
ラヴニカのギルドから追加されたニューゴブリン!
主にオムニテルなどのエムラクール対策に投入します。
■最後に
いかがだったでしょうか。
このデッキを使っていると対戦相手の方に大抵驚いていただき、対戦後には改良のアドバイスをいただくこともあります。
いわゆるローグに位置するデッキでまだまだ粗削りな部分もありますが、メタ上位のデッキを使用するのとはまた違った「育てる楽しさ」があります。
このデッキで大会で上位を目指せるよう今後一層改良を施していきたいですね!
では長くなりましたが、本日のマナカプデッキ探訪は以上です。
次はどんなデッキが語られるのでしょうか。
https://manacapsule.diarynote.jp/201812100147053518/
≪マナカプデッキ探訪とは?≫
Mana Capsuleメンバーが普段使用しているデッキを紹介するコーナー。
こだわりのカードや調整などについて好き勝手語ってもらいます。
こんにちわ。
最近MTG ARENAにハマり出しているMana Capsuleのワカです。
いま使っているデッキのことをちょこちょこ書いていこうかと。
さて、突然ですが皆さんはこのカードをご存知ですか?
Opposition / 対立 (2)(青)(青)
エンチャント
あなたがコントロールするアンタップ状態のクリーチャー1体をタップする:アーティファクト1つかクリーチャー1体か土地1つを対象とし、それをタップする。
かつて一世を風靡したエンチャントカードです。
なんらかの手段でクリーチャーを大量に並べることで、相手の土地やクリーチャーをタップし続け、対戦相手をロックします。
ひとたび盤面に着地すれば、ゆるぎない制圧力を発揮しますが、レガシーの青4マナ圏には《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》という強力カードが存在するため、このカードが使われることはあまりありません。
が、その効果の強さから隠れた愛好家も多いカードです。
レガシーで何か変わったデッキを組みたいな~と色々試行錯誤していたところ、このカードの存在を知り、以来僕はこのカードを主軸にしたデッキを調整し続けています。
ということで私がいま使っているデッキレシピはこちら!
■メインボード:60
クリーチャー:18
1 《ドライアドの東屋/Dryad Arbor》
3 《貴族の教主/Noble Hierarch》
1 《極楽鳥/Birds of Paradise》
4 《とぐろ巻きの巫女/Coiling Oracle》
2 《巣の侵略者/Nest Invader》
1 《トレストの使者、レオヴォルド/Leovold, Emissary of Trest》
1 《永遠の証人/Eternal Witness》
1 《呪文探求者/Spellseeker》
1 《再利用の賢者/Reclamation Sage》
1 《錯乱した隠遁者/Deranged Hermit》
1 《孔蹄のビヒモス/Craterhoof Behemoth》
1 《大祖始/Progenitus》
呪文:23
3 《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》
3 《対立/Opposition》
3 《自然の秩序/Natural Order》
4 《意志の力/Force of Will》
4 《渦まく知識/Brainstorm》
3 《罰する火/Punishing Fire》
1 《輪作/Crop Rotation》
1 《呪文貫き/Spell Pierce》
1 《森の知恵/Sylvan Library》
土地:19
4 《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
2 《霧深い雨林/Misty Rainforest》
2 《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
2 《Taiga》
2 《Tropical Island》
1 《島/Island》
2 《森/Forest》
2 《燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillows》
2 《ガイアの揺籃の地/Gaea’s Cradle》
■サイドボード:15
1 《帰化/Naturalize》
1 《方向転換/Divert》
1 《唐突なる死/Sudden Demise》
1 《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
2 《漁る軟泥/Scavenging Ooze》
1 《焙り焼き/Roast》
1 《狼狽の嵐/Flusterstorm》
2 《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》
1 《自然に仕える者、ニッサ/Nissa, Steward of Elements》
1 《フェアリーの忌み者/Faerie Macabr》
1 《弱者の石/Meekstone》
1 《真髄の針/Pithing Needle》
1 《ゴブリンのクレーター掘り/Goblin Cratermaker》
「なんじゃこりゃ??」と思われた方も多いかもしれません(笑)
型としてはいわゆるティムールオーダーに対立要素を混ぜ合わせたデッキです。
《対立/Opposition》でソフトロックをかけつつ、隙を見て 《自然の秩序/Natural Order》を唱え、《孔蹄のビヒモス/Craterhoof Behemoth》 or 《大祖始/Progenitus》でフィニッシュするというのが基本のプランです。
ただ個人的なこだわりで、
●《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》によるシルバーバレット戦術
●《罰する火/Punishing Fire》 & 《燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillows》による罰する火エンジン
も搭載し、幅広い状況に対応できる構築にしております。
■カードの紹介
それではこのデッキを支えるカードたちを一部ご紹介します。
①《錯乱した隠遁者/Deranged Hermit》
戦場に出た際にリストークンを4体生み出すエルフクリーチャーです。
《対立/Opposition》との相性がよく、このクリーチャーを場に出すだけで、次のターンでは相手の戦場にある土地&クリーチャーを5枚分タップすることが可能となります。
対立デッキには欠かせない最大のキーカードです!
②《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》
各種緑クリーチャーによるシルバーバレットを実現してくれるデッキの要。
このカードの効果を最大限に生かすため、このデッキには《永遠の証人/Eternal Witness》や《錯乱した隠遁者/Deranged Hermit》などのCIP持ちクリーチャーが多数入っております。
以下のような感じです。
【シルバーバレット例】
●クリーチャー数を増やしたいとき ⇒ 《錯乱した隠遁者/Deranged Hermit》 or 《巣の侵略者/Nest Invader》
●対戦相手の置き物を破壊したいとき ⇒ 《再利用の賢者/Reclamation Sage》
●墓地のキーカードを回収したいとき ⇒ 《永遠の証人/Eternal Witness》
③《自然の秩序/Natural Order》
通称オーダー。このデッキのパワーを飛躍的に高めてくれるカードです。
こちらは《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》とは違い、ゲーム終盤のフィニッシュに使います。
呼び出すクリーチャーは大抵《孔蹄のビヒモス/Craterhoof Behemoth》 or 《大祖始/Progenitus》。
基本的にクリーチャーの数が足りてたら1ターンで勝負を決められる《孔蹄のビヒモス/Craterhoof Behemoth》を優先しますが、間に合わなければ《大祖始/Progenitus》で我慢します。
④《輪作/Crop Rotation》
1枚挿しされている《輪作/Crop Rotation》を見て、「何で入ってるの?」と思われた方も多いかと思います。
意外とやれることも多いこのカード。
例えば…、
●《燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillows》をサーチして《罰する火/Punishing Fire》エンジンを完成させる
●《ガイアの揺籃の地/Gaea’s Cradle》からマナを出した後、《輪作/Crop Rotation》を唱え、2枚目の《ガイアの揺籃の地/Gaea’s Cradle》を戦場に出し、大量のマナを無理やり出す
●対戦相手による不毛の大地の能力起動に合わせて唱え、土地の破壊を回避する
など。1マナインスタントがゆえの小回りの良さも気に入って、デッキに入れている1枚です。
⑤《巣の侵略者/Nest Invader》
2/2という熊相当のサイズを持ちながら、0/1の落とし子トークンも戦場に出た際に生み出す。
このトークンは生贄にする事で1マナを生み出せるので、《ガイアの揺籃の地/Gaea’s Cradle》と組み合わせれば、次のターンでは実質3マナ加速!
さらに緑クリーチャーなのでオーダーの生贄要員に使えるのも魅力です。
あと出したら相手が大体質問してきます。
■デッキ相性考察
《対立/Opposition》によるコントロールや《自然の秩序/Natural Order》によるコンボを搭載しているので、キルターンが早くないフェアデッキ相手ならそこそこ戦えます。
逆にコンボデッキや、エルドラージストンピィのような高速ビートダウンは、こちらが盤面を整える前に勝負が決まるので、苦手な部類に入ります。
以下、各種デッキタイプとの相性考察です。
①デスタク:有利
システムクリーチャーを《罰する火/Punishing Fire》で除去でき、相手には《自然の秩序/Natural Order》を止める手段もないので、うまく対応すれば勝てる相手。
ただしリシャーダの港や不毛の大地で土地を縛られたり、梅澤の十手や火と氷の剣が回り出すと途端に勝ちが遠のくので油断は禁物。
また、サイド後からは確実に封じ込める僧侶がサイドインされるので、無暗に《自然の秩序/Natural Order》 or 《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》を撃たないようにする必要あり。
②赤単プリズン:五分
メインは《意志の力/Force of Will》と《呪文貫き/Spell Pierce》でいかに相手の妨害を防ぐかにかかっています。
特に特殊土地が多いので、相手先行でかつ初手に血染めの月を置かれると、即投了です。
逆に、初動さえ防げばアド差を広げて勝利することも可能。
サイド後は《帰化/Naturalize》(置き物対策)や《唐突なる死/Sudden Demise》(ゴブリンの熟練煽導者対策)などの対応カードが豊富なので、ある程度こちらが有利に傾くかなといった印象です。
③オムニテル:五分
コンボデッキの中では相性は悪くない相手。
実物提示教育を許したとしても、《対立/Opposition》さえ出せばエムラクールは封じ込められる上、土地を縛れば、実物提示教育の再キャストを防ぐことができます。
色の性質上、相手は一度着地した置き物を触る手段がほぼないため、《対立/Opposition》をいかに先に着地させるかが勝負のカギとなるでしょう。
④奇跡:五分
全体除去が厳しい相手ですが、立ち回り次第では戦える相手です。
無理に《自然の秩序/Natural Order》を通して勝ちを決めにいこうとせず、《とぐろ巻きの巫女/Coiling Oracle》や《永遠の証人/Eternal Witness》など、戦場にでても手札ロスがないクリーチャーを戦場に並べつつ、全体除去を受けてもアドバンテージで損をしないように立ち回ります。
⑤グリクシスコントロール:不利
相手側にクリーチャーの除去手段が多いため、こちらの場にクリーチャーを並べにくく、厳しい戦いを強いられます。
相手は1:2交換によるアドバンテージで勝負してくるので、対奇跡と同じく手札ロスがないクリーチャーを並べて、アド差をできる限り広げられないように注意します。
⑥エルドラージストンピィ(ポストも含む):死あるのみ
そもそもクリーチャーサイズが絶望的に違う上に、終末を招くものが天敵。
《対立/Opposition》でクリーチャーを止めようにも、終末を招くもののティムで小粒を焼かれてしまうというつらさ。
《自然の秩序/Natural Order》を最速で唱えるしか勝ち目がありません。
■サイドボード解説
①《帰化/Naturalize》
置物対策用。
実はこのデッキ、レガシーで流行っている置物がクリティカルに刺さります。
例えば…
●基本に帰れ/血染めの月などの特殊土地対策
●罠の橋
●梅澤の十手や火と氷の剣などのクリーチャーを焼ける装備品
など。
メインからも《再利用の賢者/Reclamation Sage》を投入していますが、足りなければ《帰化/Naturalize》を追加し、対策を手厚くします。
※サイドを《再利用の賢者/Reclamation Sage》にしていないのは、《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》から呼び出すと、計4マナかかるところが場合によりネックになるからです。(特に基本に帰れが戦場に出ているとき)そのための保険として軽く小回りの利く《帰化/Naturalize》を選択しています。
② 《方向転換/Divert》
トーラックの賛歌対策として。相手のトーラックの賛歌に対応して唱え、1:3交換に持ち込みます。
③《唐突なる死/Sudden Demise》
主にデスタク/赤単プリズン用に刺しています。
自分の小粒クリーチャーを巻き込まずに全体を除去できる貴重なカードです。
④《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》《フェアリーの忌み者/Faerie Macabr》
墓地対策カード。基本的に墓地利用をしてくるデッキならこの2枚は必ず挿します。
※真髄の針や魔術遠眼鏡で指定されたときの保険のため、2種類に分けています。
⑤《漁る軟泥/Scavenging Ooze》
当初は墓地対策用に投入していたカードですが、その対応力の高さに気付き、幅広いマッチアップでサイド後に投入されています。
●墓地対策
●バーン対策(ライフゲインできるので)
●瞬唱の魔道士のフラッシュバック対策
⑥《焙り焼き/Roast》
ファッティクリーチャー対策。
基本的にファッティは《対立/Opposition》で封じろ! が基本思想なのですが、
そうもいかない場合もあるので、保険として1枚挿しています。
※四肢切断ではなく《焙り焼き/Roast》なのは、《呪文探求者/Spellseeker》によるサーチを可能とするためです。
⑦《狼狽の嵐/Flusterstorm》
ANT対策。(雑)
⑧《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》
リアニメイトなどのファッティ踏み倒し系のコンボデッキや、マリッドレイジ対策用に挿しています。
これらのコンボ系は《対立/Opposition》による封殺が間に合わないことも多いため、このカードの投入は必須です。
⑨《自然に仕える者、ニッサ/Nissa, Steward of Elements》
コントロール相手の対戦に投入する、第2の《森の知恵/Sylvan Library》。
Xマナを大量に払えば奥義を即起動できることから、
このデッキとの相性もよく、長期戦の運用に適したPWとして採用しています。
⑩《弱者の石/Meekstone》
真の名の宿敵やデルバーなどのクロックパーミッション相手用の置物。
罠の橋と違い、1度の攻撃は可能なので《孔蹄のビヒモス/Craterhoof Behemoth》によるフィニッシュを邪魔しないのが強み。
⑪《真髄の針/Pithing Needle》
各種装備品やPWへの対策用。とりあえずの保険ですが、やはり便利です。
⑫《ゴブリンのクレーター掘り/Goblin Cratermaker》
ラヴニカのギルドから追加されたニューゴブリン!
主にオムニテルなどのエムラクール対策に投入します。
■最後に
いかがだったでしょうか。
このデッキを使っていると対戦相手の方に大抵驚いていただき、対戦後には改良のアドバイスをいただくこともあります。
いわゆるローグに位置するデッキでまだまだ粗削りな部分もありますが、メタ上位のデッキを使用するのとはまた違った「育てる楽しさ」があります。
このデッキで大会で上位を目指せるよう今後一層改良を施していきたいですね!
では長くなりましたが、本日のマナカプデッキ探訪は以上です。
次はどんなデッキが語られるのでしょうか。
コメント