【デッキ紹介】連合の実験室 vol.7「水底のクラーケンを巡る旅」【パイオニア】
デッキ紹介記事まとめは下記よりどうぞ
https://manacapsule.diarynote.jp/201812100147053518/

皆さん、お元気ですか?
シミックンは元気に実験を続けています。

ただし、繰り返される禁止によってテンションは下がり気味。
最新のエキスパンションからもウーロという強いカードが出たものの、
これがまー高い高い。

強い(高い)カードを集めて勝っても、そこに実験の余地は少ない…

ということで、今回目をつけた実験体がこちら!

Nadir Kraken / 水底のクラーケン (1)(青)(青)
クリーチャー — クラーケン(Kraken)
あなたがカードを1枚引くたび、あなたは(1)を支払ってもよい。そうしたなら、水底のクラーケンの上に+1/+1カウンターを1個置き、青の1/1の触手(Tentacle)クリーチャー・トークンを1体生成する。
2/3


若き紅蓮術士系譜のトークン生成能力。
放置しておくとどんどん戦場を制圧してしまうその効果は、敵ながら憧れたものです。

シミックカラーから実用レベルの亜種が出るのを待ち続けて、
ようやく出てきてくれたからには何とかしてデッキにしなければ!

崇高な工匠、サヒーリ? だって赤が混じってるんだもん。
…というのは冗談として、やはり赤いデッキで使うのが良さそうという結論に行きがちなんですよね。

なので、今回こそはシミックカラーならではのデッキを目指し、
今ホットなパイオニアをターゲットに実験スタートです!


■検証①:専用コンボを仕込む!

ドローで誘発 ⇒ クリーチャートークンが出る & +1/+1カウンターが乗る

この条件は若き紅蓮術士の「唱える」よりも緩いので十分コンボが狙えます。
シミックカラーで思い当たるのは…

・唯々+諾々/Beck+Call
 ⇒一度誘発させれば、マナ払うごとにトークンとカウンターがいくらでも!

・ザーメクのギルド魔道士/Zameck Guildmage
 ⇒カウンター1つが乗っている状態なら、青緑(1)払うたびに1ドロー&トークン生成!

この2パターンを軸にデッキを組んでみました!
…と言いたいところですが、パイオニアにおいてもマナの支払いがネックとなり断念。

一応スタンダードでも唯々+諾々に近いコンボはできます。
・滝の賢者/Sage of the Falls
 ⇒5マナで、ルーター効果なので手札は増えませんけど、それでも良ければ。

(カウンターとトークンは増やし放題なので十分強いと思いますけどね)



■検証②:3マナのタコ!

皆さんお気づきですよね?

Whelming Wave / 圧倒的な波 (2)(青)(青)
ソーサリー
クラーケン(Kraken)、リバイアサン(Leviathan)、タコ(Octopus)、海蛇(Serpent)以外のすべてのクリーチャーをオーナーの手札に戻す。

そう、この全体バウンスを使ってくれと言わんばかりの設定じゃないですか!

実は2マナにもクラーケンがいますよね?そう、
・氷の中の存在
 ⇒変身前はホラーだけですが、変身後はクラーケン・ホラーに。

さらにシミックンお気に入りのタコがもう1匹。
・老いたる深海鬼/Elder Deep-Fiend

こちらはこれらを軸に、盤面を一方的にリセットし続けるプラン。
発想としては悪くなさそうだったのですが、触手トークンは消えてしまうんですよね。

氷の中の存在の変身も課題になるので、今回は保留にしました。



■検証③:相性のいいカードで回りを固める!

能力のコストとしてマナがかかる以上、その威力を最大に活用するには、
・低マナコストで複数枚ドローできる
ことが理想。
パイオニアでめぼしいカードといえば、イゼットフェニックスを参考に…

・選択/Opt
・航路の作成/Chart a Course
・宝船の巡航/Treasure Cruise


そして最新弾から、
・意味の渇望/Thirst for Meaning

さらに、タップ能力でルーターを行える強カード
・ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn’s Prodigy

極めつけはドローにもできるカウンターカード
・検閲/Censor

これらを全部入れ、氷の中の存在とクラーケンの2種類をフィニッシャーにしたデッキが完成!

悪くなさそうに見えますよね?
しかし、そこには致命的な欠陥がありました。それは…

緑要素どこ?

急いでデッキを解体しました。

カードのチョイスは悪くないので、緑のカードが入る余地がないかを模索すると…

Growth Spiral / 成長のらせん (緑)(青)
インスタント
カードを1枚引く。あなたは、あなたの手札から土地カード1枚を戦場に出してもよい


このドロー効果でクラーケンの効果が誘発し、土地を置けばコストとして1マナ出せる…
完璧なシナジーに辿り着いたのです!!

むむ、しかしこの効果といえば…そうウーロ。
1枚だけ持っているウーロを組み込み、今度こそ完成!

テストプレイしてみた感想は…

イゼットフェニックスの下位互換感がすごい。

やはり、除去が苦手なシミックカラーでスペル偏重のデッキは強度が出しにくいという感想になりました。

ただ、収穫もあって、
1ターン目:選択やサイクリングで1枚墓地へ
2ターン目:神童ジェイス
3ターン目:意味の渇望で2ディスカード+渇望が墓地へ+ジェイスのルーターで5枚達成
4ターン目:ウーロが落ちていれば脱出


という綺麗な流れができたこと。
ただ、クラーケンほったらかしなので、ウーロが安くなって4枚手に入ったときにでもまた。


ここで意味の渇望に注目。
ドロー系のエンチャントがあれば、アドバンテージで圧倒するデッキになるかも?
ということで…


■検証④:ドローエンチャントは得意なシミック

そういえば、優秀なドローエンチャントには心当たりがありました。

Curious Obsession / 執着的探訪 (青)
エンチャント — オーラ(Aura)
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは+1/+1の修整を受けるとともに「このクリーチャーがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、あなたはカードを1枚引いてもよい。」を持つ。
あなたの終了ステップの開始時に、このターンにあなたがクリーチャーで攻撃していなかった場合、執着的探訪を生け贄に捧げる。


これをクラーケンより前に運用できていれば、能力に必要なマナを残したままドローができますね。

そして、ここまでの反省を活かして緑要素もリサーチした結果…

・第六感/Sixth Sense
・形成師の聖域/Shapers’ Sanctuary


これらを活かすには、低マナ域で攻撃を通しやすいクリーチャーが必要です。
そうしてたどり着いたデッキ概要がこちら


■デッキ名:クラーケンfeatスピリット(プロトタイプ版)

土地(22)

クリーチャー(16)
4《蔓延するもの/Permeating Mass》
4《霊廟の放浪者/Mausoleum Wanderer》
4《水底のクラーケン/Nadir Kraken》
2《セイレーンの嵐鎮め/Siren Stormtamer》
2《厚かましい借り手/Brazen Borrower》

呪文(22)
4《執着的探訪/Curious Obsession》
4《航路の作成/Chart a Course》
4《検閲/Censor》
3《意味の渇望/Thirst for Meaning》
2《選択/Opt》
2《非実体化/Unsubstantiate》
2《形成師の聖域/Shapers’ Sanctuary》
1《第六感/Sixth Sense》



中々戦える形になってきました。

枚数こそ2枚ですが、形成師の聖域をセットしておけば、
1マナ残してクラーケンを出すことで、即除去されても最低でも1回は仕事ができるので
ぜひとも維持したい組み合わせですね。

ただ、この型でも納得できません。
なぜなら、スピリットデッキの方が強くね?という疑問が払拭できないからです。


そして、新たな可能性にも目を向けることにしました。



■検証⑤:ドローギミックを持つ部族

シミックの部族といえば…エルフ、そしてマーフォーク!
エルフもレガシーで言えば垣間見る自然からのドローコンボがあります。
先に挙げた唯々+諾々で近い動きを目指すことはできるのですが、結局マナの生成に課題が残ります。

ではマーフォークは…?

そして思い出したのです。ヤツの存在を…

Kumena, Tyrant of Orazca / オラーズカの暴君、クメーナ (1)(緑)(青)
伝説のクリーチャー — マーフォーク(Merfolk) シャーマン(Shaman)
あなたがコントロールしているアンタップ状態の他のマーフォーク(Merfolk)1体をタップする:このターン、オラーズカの暴君、クメーナはブロックされない。
あなたがコントロールしているアンタップ状態のマーフォーク3体をタップする:カードを1枚引く。
あなたがコントロールしているアンタップ状態のマーフォーク5体をタップする:あなたがコントロールしている各マーフォークの上に+1/+1カウンターをそれぞれ1個置く。
2/4


シミックのジェネラルキター!

2番目の効果、マナを使わずに複数枚ドローが狙えるという相性バッチリじゃないですか!

そういえばパイオニアでマーフォークデッキもあまり見ないので、
今回はこの方向にまとめてみることにしました。


■デッキ名:集合した水底のお友達

土地(22)

クリーチャー(30)
4《水底の生術師/Benthic Biomancer》
4《クメーナの語り部/Kumena’s Speaker》
4《銀エラの達人/Silvergill Adept》
4《マーフォークの霧縛り/Merfolk Mistbinder》
4《マーフォークのペテン師/Merfolk Trickster》
2《潮流の先駆け/Harbinger of the Tides》
4《水底のクラーケン/Nadir Kraken》
4《オラーズカの暴君、クメーナ/Kumena, Tyrant of Orazca》

呪文(8)
4《集合した中隊/Collected Company》
2《呪文貫き/Spell Pierce》
2《形成師の聖域/Shapers’ Sanctuary》


こうしてみると、集合した中隊から出せますし、銀エラとも好相性、
全体除去をケアするためにクメーナでドローしている間に触手が増えていく…
と、なかなか良さそうな圧力を感じますね。

コンボや除去コントロールにはサイドから対応する必要はありそうですけど。


■検証結果:十分なポテンシャル!しかし…

色々と試していく中で、十分デッキの軸にできる性能であることを確信しました!

でも、こんな環境が存在するらしいです…
・1マナインスタントで3ドローできる《渦まく知識》が使える
・クラーケンを守りながら1ドローもできる《夏の帳》が使える


そう、レガシー!!

今後はレガシーに向けて検証を続けていきたいと思います。
To be continued...

最後に余談ですが、
インバーターやヘリオッドバリスタなど、コンボが強いとされる環境ですが、
おそらく何かしらの禁止が入るでしょう…

自分が使っていたデッキが使えなくなると、テンションが下がるのは仕方ないこと。
でも、今回のようなオリジナルデッキなら禁止の心配も少ないので、おススメですよ!


今度はどんな実験をしようかな?
またねー。
デッキ紹介記事まとめは下記よりどうぞ
https://manacapsule.diarynote.jp/201812100147053518/

≪マナカプデッキ探訪とは?≫
Mana Capsuleメンバーが普段使用しているデッキを紹介するコーナー。
こだわりのカードや調整などについて好き勝手語ってもらいます。


1です。
お久しぶりです。

昨年。

ジェイスラッシュ同好会が発足。
そして、数多のジェイスラッシュが考案されるも惨敗。
デッキが次々と解体されていった。


そして時代は流れ……

な、なんと
ジェイスラッシュの先駆者であるNinjiN君が
今年初めに行われた14th KMCIT Side Legacy イベントにて
ジェイスラッシュで4位入賞という華々しい結果を残したのだった!

http://mtgkmc.blog.fc2.com/blog-entry-745.html

快挙。行幸。
その日は浴びるように皆で酒を飲んだのは、いうまでもない。
ほぼ死滅状態だったジェイスラッシュ同好会もその日ばかりはレスの嵐。
(3人しかいないけど)

そして、この所業、ジェイスラッシュの健闘を祝うかのごとく
テーロス還魂記にて、ジェイスラッシュ同好会に1枚の運命のカードが啓示されたのであった!


《タッサの神託者/Thassa’s Oracle》(青)(青)
クリーチャー — マーフォーク(Merfolk) ウィザード(Wizard)
タッサの神託者が戦場に出たとき、あなたのライブラリーの一番上からX枚のカードを見る。
Xは、あなたの青への信心に等しい。
そのうち最大1枚をあなたのライブラリーの一番上に置き、残りをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。
Xの値があなたのライブラリーにあるカードの枚数以上であるなら、あなたはこのゲームに勝利する。
(あなたの青への信心とは、あなたがコントロールしているパーマネントのマナ・コストに含まれる(青)の総数である。)
1/3



ただつよ。

そう、タッサの神託者はその強さゆえに…
同時に「もうジェイスいらなくね?」
ジェイスラッシュの根幹を揺るがす問題にも発展。
なんてこったい。


前置きはそのくらいにして
バント型のジェイスラッシュがある程度のポテンシャルを秘めていることが証明されたので
ジェイスラッシュの新たな可能性の模索を行おうというのが今回の目的。
そしてわたくしめが出した一つの可能性がこれ!

その名もJストンピィ!

Jストンピィ(ジェイストンピィ)
【クリーチャー】 16
☆1《タッサの神託者/Thassa’s Oracle》×4
《ヴィダルケンの霊気魔道士/Vedalken AEthermage》
☆4《願いのフェイ/Fae of Wishes》×3
《厚かましい借り手/Brazen Borrower》×2
《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》×2
《水底のクラーケン/Nadir Kraken》×4


【スペル】24
《衝動/Impulse》×4
☆2《パラダイム・シフト/Paradigm Shift》
☆2《Thought Lash》×3
《水蓮の花びら/Lotus Petal》×3
《金属モックス/Chrome Mox》×4
《虚空の杯/Chalice of the Void》×4
《防御の光網/Defense Grid》×2
《三なる宝球/Trinisphere》×2
《人知を超えるもの、ウギン/Ugin, the Ineffable》


【土地】20
《裏切り者の都/City of Traitors》×4
《古えの墳墓/Ancient Tomb》×4
《焦熱島嶼域/Fiery Islet》
《島/Island》×11


【サイド】15
《否定の契約/Pact of Negation》
《意志の力/Force of Will》×4
☆2《パラダイム・シフト/Paradigm Shift》
《プロパガンダ/Propaganda》×2
☆2《Thought Lash》
《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》×4
《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
☆3《神秘を操る者、ジェイス/Jace, Wielder of Mysteries》



デッキ名のジェイスだが、サイドに1枚?

それおかしくね?って思っているあなた。
お気持ちはわかります。

でも、でもね。
なんか影で操ってる感すごくて、
ジェイスっぽくない?
というフレーバー要素も含ませたデッキ構成なよ。
それっぽくないですかね?
それっぽく。

まさに心技体(設定、強さ、芸術度)完全無欠なデッキがとてもします。


このデッキのざっくりした動かし方はというと
ストンピィ系の相手の動きを《虚空の杯/Chalice of the Void》や《三なる宝球/Trinisphere》で封じながら
その隙をついてコンボを決めるといったクールな内容。

青単の構成にいたったのも、最近の環境的に帳が幅を利かせていて
ハンデス確認からのコンボ始動がやりにくく
自己完結したほうが強いという結論にいたってしまった感じです。


このデッキの説明をば。


☆1
《タッサの神託者/Thassa’s Oracle》

みんなのアイドル(勝ち札)。
メインはこれで勝ちます。
着地能力スタックで破壊されてしまうと信心の数が減るため要注意です。
またレガシー環境ではもみ消しという悪魔も存在しているので
チャリスで1は指定して安全を確認してから唱えることにしましょう。


☆2
《パラダイム・シフト/Paradigm Shift》
《Thought Lash》

これらのカードでライブラリーを追放します。
《パラダイム・シフト/Paradigm Shift》の場合は、墓地にカードが2枚以下であれば
基本同一ターンに唱えてしまって勝負を決めるのが良い感じです。
また《Thought Lash》の場合は《タッサの神託者/Thassa’s Oracle》の着地の誘発にスタックで能力を発動することによって
神託者が仮に除去られてしまっても能力自体はスタックにのってしまっているため
防ぐことがもみ消し等の能力を打ち消すようなもの以外は対処のしようがありません。
《Thought Lash》は設置後、《衝動/Impulse》で《タッサの神託者/Thassa’s Oracle》をライブラリーの下に送り
次のターンに《Thought Lash》の能力を使用して《タッサの神託者/Thassa’s Oracle》をドローしたまま
プレイして勝つといった仕込みも可能だったりします。


☆3
《神秘を操る者、ジェイス/Jace, Wielder of Mysteries》

影の支配者。
トリプルシンボルがしんどいのでメインにはいれていません。
ただ《タッサの神託者/Thassa’s Oracle》とは違い願いのフェイでサーチが可能なため
サイドに価値手段としていれています。
ただし相手が青い場合は次のターンにコンボをしかけますよ、といっていると同じようなものなのでご注意を。


☆4

《願いのフェイ/Fae of Wishes》
実はこのデッキ、エルドレインに登場したこのカードをなんか使いたい。
ってところから始まりました。
コンボを通すために《Thought Lash》設置後に願いから《否定の契約/Pact of Negation》を
もってきたりと思いのまま。
クリーチャーのビートプランも悪くなく、その場合は十手を願うことで盤面を制圧できます。



●このデッキを回してていくつか思ったことを…

①罠橋いれないの?
最初サイドに入れていたのですが、実際に使ってみるとコンボデッキの性質上
手札をためながら戦うこともしばしあり、また1ターンに1枚しかカードを置けない状況も多く
手札が2枚以下になりにくいという感じでした。
そのためビート対策は《プロパガンダ/Propaganda》を採用しています。
《意志の力/Force of Will》の餌にもなるのが魅力的です。


②灯争カーンいれないの?
いれません。
いれたら、アーティファクト構成になってしまいラッシュデッキじゃなくて良い感じになってしまった。
といった感じです。
その代わりに
《厚かましい借り手/Brazen Borrower》
《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
《水底のクラーケン/Nadir Kraken》
といったカードたちで、攻めと受けを作れる感じにしています。


③サイドの《意志の力/Force of Will》
対コンボ用です。
コントロールに対してはいれません。
入れるといても《否定の契約/Pact of Negation》になります。
何度も書いている通り手札消費が激しいため青の餌を抱えていること自体がけっこうしんどいため。
受けにならざるを得ない要素は基本的に省きたい感じです。


④バントカラーの3テフェとオーコはやはり天敵
《Thought Lash》はバウンスするわ、妨害用のアーティファクトを破壊するわととてもつらいです。
遠眼鏡なども検討していたのですが
後ろ向きな受けのデッキ構成になりそうなので、
《人知を超えるもの、ウギン/Ugin, the Ineffable》
を入れることで、それらの対策且つ、手札消費の解決策として1枚突っ込んでいます。


⑤デッキの弱さとその対応
マナコストがダブシンが多いという点において
1ターンに動ける行動数が1回の場合が多く同一ターン内に勝負を決めにくい。
そのため相手にターンを一度渡してしまうケースが多いのが問題だったりします。
赤プリとの明確な違いが1枚の強いカードを押し付ける部分。
ってところだと認識しました。
このジェイス(青単)ストンピィはコンボが根幹にあるため
2枚ないと勝てず1枚を対処されると終わってしまいます。

初期段階では直観や知識の渇望等手札のアドやコンボをそろえることに特化した内容にしていましたが
結果、コンボのパーツをいなされてしまうと、もともとデッキの性質上手札消費が速いため
なすすべなく負けてしまいました。

そこで青いヤンパイこと《水底のクラーケン/Nadir Kraken》を導入することにより
コンボデッキではありつつもクリーチャーによる押しつけも可能となりました。

クラーケンのおかげで、戦いの幅が現状広がったのですが
唯一抱える悩みとして
ダブシンが多く1T目に青の展開が難しいときがある、といったところになります。

その部分を払拭できるかわからないのですが惑乱のスプライトやウーナの末裔等も試してみたいなぁと思っています。
シングルシンボルでクリーチャープランを立てられるため、うまく回らないかな?と。
惑乱はこちらの手札を減らさずに相手のカードを1枚つぶせる。
末裔は強化&除去対策。

いろいろと書きましたが、現状も調整中のため
次のイコリアが巨獣セットなためクラーケンをも超える青の強クリーチャーが出て
その部分を解決できるようなアイデアが生まれるかもしれません。

できればフェアリーがいいなぁ、と思いつつ。

引き続きこのデッキを長く育てていければと思っております。


それでは、またよろしくお願いいたします!
【デッキ紹介】マナカプデッキ探訪 Vol.18「色んなジェイスラッシュ」【レガシー】【Thought Lash Combo】
【デッキ紹介】マナカプデッキ探訪 Vol.18「色んなジェイスラッシュ」【レガシー】【Thought Lash Combo】
【デッキ紹介】マナカプデッキ探訪 Vol.18「色んなジェイスラッシュ」【レガシー】【Thought Lash Combo】
デッキ紹介記事まとめは下記よりどうぞ
https://manacapsule.diarynote.jp/201812100147053518/


≪マナカプデッキ探訪とは?≫
Mana Capsuleメンバーが普段使用しているデッキを紹介するコーナー。
こだわりのカードや調整などについて好き勝手語ってもらいます。



こんにちわ。
Mana Capsule東京支部のNinjiNです。d(’A’ )

今回ですが、先週の1さんに引き続き「ジェイスラッシュ」のデッキ紹介になります。
《Thought Lash》大好きクラブ

本来であれば、何かしらの大会に出た結果と共に紹介をしたいのですが、昨今の新型コロナウイルスの影響によりMana Capsule東京支部は大会出場や定例フリプ会の活動を自粛しています。
そのため身内でのDiscord対戦会にて試しているジェイスラッシュを紹介していきます。


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■ジェイスラッシュとは?
《神秘を操る者、ジェイス/Jace, Wielder of Mysteries》と《Thought Lash》の2枚コンボデッキのこと。
《Thought Lash》で自身のライブラリーを吹き飛ばし、《神秘を操る者、ジェイス》で特殊勝利。
エンチャントとPWのコンボなのでそれなりに妨害に強いです。

神秘を操る者、ジェイス/Jace, Wielder of Mysteries
(1)(青)(青)(青)
伝説のプレインズウォーカー - ジェイス

あなたのライブラリーにカードがないときにあなたがカードを引くなら、代わりにあなたはこのゲームに勝利する。
[+1]:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、自分のライブラリーの一番上からカードを2枚自分の墓地に置く。カードを1枚引く。
[-8]:カードを7枚引く。その後、あなたのライブラリーにカードがないなら、あなたはこのゲームに勝利する。


Thought Lash
(2)(青)(青)
エンチャント

累加アップキープ - あなたのライブラリーの一番上のカード1枚を追放する。
プレイヤー1人がThought Lashの累加アップキープを支払わなかったとき、そのプレイヤーのライブラリーのカードをすべて追放する。
あなたのライブラリーの一番上のカード1枚を追放する:このターン、あなたに与えられる次のダメージを1点軽減する。



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■ジェイスラッシュのネクストレベル
最新セット「テーロス還魂記」にて《タッサの神託者/Thassa’s Oracle》というセンセーショナルなカードが登場。
ジェイスラッシュの弱点であったコンボの遅さをカバーできる軽さがステキな1枚です。
先出しをしてコンボパーツを探しに行くこともできるため、手札に複数枚来ても大丈夫なのは素晴らしい。(デッキがバレるデメリットもありますが)
「オラクルコンボ」や「神託者コンボ」と呼ばれていますが、Mana Capsuleは「ジェイスラッシュ」というデッキ名を推していますw

タッサの神託者/Thassa’s Oracle
(青)(青)
クリーチャー - マーフォーク(Merfolk)・ウィザード(Wizard)

タッサの神託者が戦場に出たとき、あなたのライブラリーの一番上からX枚のカードを見る。Xは、あなたの青への信心に等しい。
そのうち最大1枚をあなたのライブラリーの一番に置き、残りをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。
Xの値があなたのライブラリーにあるカードの枚数以上であるなら、あなたはこのゲームに勝利する。


さらにもう1枚、《運命を紡ぐ者/Destiny Spinner》というカードも登場。

運命を紡ぐ者/Destiny Spinner
(1)(緑)
クリーチャー・エンチャント - 人間(Human)

あなたがコントロールしていてクリーチャーやエンチャントである呪文は打ち消されない。

(3)(緑):あなたがコントロールしている土地1つを対象とする。ターン終了時まで、それはトランプルと速攻を持つX/Xのエレメンタル(Elemental)・クリーチャーになる。Xは、あなたがコントロールしているエンチャントの総数に等しい。それは土地でもある。


《Thought Lash》と《タッサの神託者》で勝利するデッキ(ジェイスどこ行った)なので、その両方ともカウンターから守れるスーパーカード。
僕は「生ける《夏の帳》」と呼んでいます。(多分違う)


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■ネクストジェイスラッシュ Ver.1:バントジェイスラッシュ
前回の僕の記事(https://manacapsule.diarynote.jp/202001171853498948/)で紹介した「バントジェイスラッシュ」をベースに、今回追加されたカードを入れた案。
KMCITのサイドイベントとはいえ、結果を残したデッキなのだから強いハズ!!(妄信)


■デッキ名:バントジェイスラッシュ

【メインボード:60】
クリーチャー:10
4 《氷牙のコアトル/Ice-Fang Coatl》
4 《タッサの神託者/Thassa’s Oracle》
2 《運命を紡ぐ者/Destiny Spinner》

呪文:30
4 《渦まく知識/Brainstorm》
4 《思案/Ponder》
4 《意志の力/Force of Will》
3 《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
4 《パラダイム・シフト/Paradigm Shift》 ★1
3 《Thought Lash》
3 《アーカムの天測儀/Arcum’s Astrolabe》
2 《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》
2 《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》
1 《神秘を操る者、ジェイス/Jace, Wielder of Mysteries》

土地:20
4 《虹色の眺望/Prismatic Vista》
4 《霧深い雨林/Misty Rainforest》
1 《Tundra》
1 《Tropical Island》
7 《冠雪の島/Snow-Covered Island》
2 《冠雪の森/Snow-Covered Forest》
1 《冠雪の平地/Snow-Covered Plains》

【サイドボード:15】
4 《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》 ★2
1 《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》 ★2
1 《殴打頭蓋/Batterskull》 ★2
2 《夏の帳/Veil of Summer》
1 《森の知恵/Sylvan Library》
2 《基本に帰れ/Back to Basics》
1 《自然への回帰/Return to Nature》
1 《狼狽の嵐/Flusterstorm》
2 《外科的摘出/Surgical Extraction》



★1
何かと話題のカード。
青くない相手には2t目にキャスト、3t目に《タッサの神託者》でggwpできる可能性。

★2
クリーチャーの数がそれなりにあるため、サイド後は「バント石鍛冶」に変形できるサイド。
相手がサイドインしてくるカウンターだったり《Thought Lash》対応カードなどを無効にできます。


対戦結果/所感

微妙

・中速気味なので《パラダイム・シフト》が弱いシーンが多い
・サイド後「バント石鍛冶」プランで相手の虚をつくことができる
・しかし、石鍛冶でのキルタイムは遅いため、(虚をつくことで得られる)アドバンテージが弱い
・なんかワクワクしないし、地味な印象


…ということで、もっとコンボに寄せてみる。


----------
■ネクストジェイスラッシュ Ver.2:UGジェイスラッシュ
《剣を鍬に》や《氷牙のコアトル》、《王冠泥棒、オーコ》といったミッドレンジ以降を見据えたカードを抜いて、《パラダイム・シフト》が弱くならないようにする。
また、《Thought Lash》とシナジーを持つカードを他にも追加してコンボ色を強くした案。


■デッキ名:UGジェイスラッシュ

【メインボード:60】
クリーチャー:15
4 《タッサの神託者/Thassa’s Oracle》
4 《運命を紡ぐ者/Destiny Spinner》
2 《クルフィックスの狩猟者/Courser of Kruphix》 ★3
2 《技を借りる者/Skill Borrower》 ★4
1 《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》 ★4

呪文:27
4 《渦まく知識/Brainstorm》
4 《思案/Ponder》
2 《定業/Preordain》
2 《洞察のひらめき/Flash of Insight》 ★6
4 《意志の力/Force of Will》
4 《パラダイム・シフト/Paradigm Shift》
4 《Thought Lash》
2 《俗世の教示者/Worldly Tutor》 ★5
1 《神秘を操る者、ジェイス/Jace, Wielder of Mysteries》

土地:20
4 《虹色の眺望/Prismatic Vista》
4 《霧深い雨林/Misty Rainforest》
3 《Tropical Island》
7 《冠雪の島/Snow-Covered Island》
2 《冠雪の森/Snow-Covered Forest》

【サイドボード:15】
3 《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》
3 《夏の帳/Veil of Summer》
2 《外科的摘出/Surgical Extraction》
2 《花の絨毯/Carpet of Flowers》
2 《青霊破/Blue Elemental Blast》
1 《森の知恵/Sylvan Library》
1 《狼狽の嵐/Flusterstorm》
1 《残響する真実/Echoing Truth》



★3
「ライブラリーのトップを公開する効果」+《Thought Lash》で好きなカードをサーチできるシナジー。(累加アップキープコストを支払った後、ライブラリーのトップを確認しながら好きなカードが見えるまで効果を起動し続ける)
そのシナジーだけでなく、ランドを伸ばすサポートもデッキに合っています。

★4
皆大好きキキジキコンボ。
《技を借りる者》+《Thought Lash》でトップに《鏡割りのキキジキ》を持ってきて、相手のエンドに無限トークンで勝ち。
★3と同様に好きなカードをサーチできるシナジーもあり。

★5
《Thought Lash》+クリーチャーというコンボデッキなので、クリーチャーをサーチできるカードを採用。
カードアドバンテージ、テンポアドバンテージ共に悪いカードではありますが、《技を借りる者》が場に出ている状態で相手のエンドに《鏡割りのキキジキ》をサーチするとggwpできる可能性もあり、このデッキにベストマッチしている1枚。

★6
中盤以降に引き込んだ《パラダイム・シフト》を強く使えるのではと思い採用したカード。
FBで墓地にある青いカードを大量に除外することで、必要なカードにアクセスしつつ《パラダイム・シフト》を強く使える状況を作り出す役目があります。
あと、インスタントなのが偉い。


対戦結果/所感

悪くない…むしろ好きな印象

・《パラダイム・シフト》を強く使えるシーンはまだ少ない(もっと特化しないとダメそう)
・《運命を紡ぐ者》が思った以上に強く、除去やカウンターを強制できる
・クリーチャーのタフネスが高いので、地上戦で戦うデッキ相手のキルタイムを遅らせることができる(デルバーは厳しい印象)
・《鏡割りのキキジキ》を素引きした時のメンタルがヤバい
・サイドプランが地味


…ということで、いい感じのデッキになれそうな予感。
このデッキはもう少し擦っていきます。

ただ、せっかく購入した《パラダイム・シフト》が強く使えていないので、もっともっとコンボに寄せてみる。


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■ネクストジェイスラッシュ Ver.3:UGターボジェイスラッシュ
《パラダイム・シフト》を全力で強く使うための案。
もう《運命を紡ぐ者》とかも入れない!!(自棄)


■デッキ名:UGターボジェイスラッシュ

【メインボード:60】
クリーチャー:4
4 《タッサの神託者/Thassa’s Oracle》

呪文:36
4 《渦まく知識/Brainstorm》
4 《思案/Ponder》
2 《定業/Preordain》
2 《洞察のひらめき/Flash of Insight》
3 《夏の帳/Veil of Summer》 ★7
4 《意志の力/Force of Will》
2 《呪文貫き/Spell Pierce》
4 《パラダイム・シフト/Paradigm Shift》
4 《Thought Lash》
4 《水蓮の花びら/Lotus Petal》 ★8
1 《神秘を操る者、ジェイス/Jace, Wielder of Mysteries》
1 《Eureka》 ★9

土地:20
4 《虹色の眺望/Prismatic Vista》
4 《霧深い雨林/Misty Rainforest》
3 《Tropical Island》
8 《冠雪の島/Snow-Covered Island》
1 《冠雪の森/Snow-Covered Forest》

【サイドボード:15】
4 《実物提示教育/Show and Tell》 ★10
4 《全知/Omniscience》 ★10
3 《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》 ★10
2 《花の絨毯/Carpet of Flowers》
2 《外科的摘出/Surgical Extraction》



★7
「生ける《夏の帳》」こと《運命を紡ぐ者》が元に戻りました。
カウンターとハンデスから守れるのはやっぱり強い。他フォーマットで禁止になっているカードは強い。

★8
1t目に《パラダイム・シフト》、2t目に《タッサの神託者》という高速プランを取るためのカード。
ハマれば強い!!

★9
以前のバントジェイスラッシュにも登場した1枚。
コンボパーツが手札にそろっていたらこの1枚を通せば勝てます。4マナは(比較的)速い。
さらにこれがカウンターされても、手札にはコンボパーツが残ったまま。強い。

★10
またサイド後にSnTかい
ほぼUGオムニテルだったので、サイド後はSnTデッキに変化。
相手のサイドプランをめちゃくちゃにしましょう^q^


対戦結果/所感

《Eureka》強くね?
《パラダイム・シフト》を使うのは難しい


・《パラダイム・シフト》を強く使うにはハンド条件が厳しい(ペタルはやりすぎか?)
・墓地を除外できる仕組みがもっと必要そう(探査呪文とかレリックとか?)
・《Eureka》が思った以上にフィットしている
・《夏の帳》はやっぱり強い
・《Eureka》をもっと増やしたデッキを考えてみたくなった


…ということで、《パラダイム・シフト》はハードルの高い1枚だということは思い知らされました。
もう少し試してみないとわからないですが、アウトした方が良いかもしれない説を感じる…。


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■まとめ
今回は様々な「ジェイスラッシュ」を紹介させていただきました。
今後はVer.2とVer.3を回して調整しつつ、新たな可能性として浮上してきた「エウレカラッシュ」を探っていきたいと思います。

《タッサの神託者》の登場により、《Thought Lash》に注目が集まっている今、新しいメタになりえるチャンスの時だと考えています。
さあ、今すぐ《Thought Lash》を買いましょう! そして一緒に議論しましょう!! 高騰不可避!!!(また言ってる)

どこかの大会でマッチングしましたら、《Thought Lash》の効果を一緒に楽しみましょう。d(’A’d)


それではまた次回のマナカプデッキ探訪で!!
次はどんなデッキが語られるのでしょうか。
【デッキ紹介】マナカプデッキ探訪 Vol.19「UBハルクコントロール」【パイオニア】【UB Control】
デッキ紹介記事まとめは下記よりどうぞ
https://manacapsule.diarynote.jp/201812100147053518/

≪マナカプデッキ探訪とは?≫
Mana Capsuleメンバーが普段使用しているデッキを紹介するコーナー。
こだわりのカードや調整などについて好き勝手語ってもらいます。




こんばんわ。
Mana Capsuleの黒の信奉者です。
今回の記事はパイオニア向けです。

パイオニアが誕生して5ヶ月が経過しました。
マナカプ内でもよく遊ばれていて日々研究が進んでおります。
インバーター、ヘリオッドバリスタ、バントスピリット等の環境デッキから
怪しい電波を受信したオリジナルデッキなど多種多様です。

私が紹介するのは青黒のコントロールデッキです。
参入時から愛用していて調整はかけてますが本筋は変わっていません。


■デッキ名:UBハルクコントロール
■デザイナー名:黒の信奉者

■メインボード:60

クリーチャー:9
1 《ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn’s Prodigy》
2 《永遠神ケフネト/God-Eternal Kefnet》
2 《スカラベの神/The Scarab God》
4 《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk》

呪文:26
4 《選択/Opt》
2 《致命的な一押し/Fatal Push》
3 《思考消去/Thought Erasure》
2 《湖での水難/Drown in the Loch》
1 《アズカンタの探索/Search for Azcanta》
1 《暴君の嘲笑/Tyrant’s Scorn》
3 《至高の意志/Supreme Will》
3 《衰滅/Languish》
3 《ヴラスカの侮辱/Vraska’s Contempt》
2 《悪夢の詩神、アショク/Ashiok, Nightmare Muse》
2 《時を越えた探索/Dig Through Time》

土地:25
4 《湿った墓/Watery Grave》
4 《水没した地下墓地/Drowned Catacomb》
2 《欺瞞の神殿/Temple of Deceit》
2 《異臭の池/Fetid Pools》
1 《イプヌの細流/Ipnu Rivulet》
1 《寓話の小道/Fabled Passage》
1 《ヴァントレス城/Castle Vantress》
1 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
4 《島/Island》
5 《沼/Swamp》

サイドボード:15
2 《否認/Negate》
2 《害悪な掌握/Noxious Grasp》
3 《才気ある霊基体/Gifted Aetherborn》
2 《神秘の論争/Mystical Dispute》
2 《漂流自我/Unmoored Ego》
2 《悪夢の織り手、アショク/Ashiok, Nightmare Weaver》
2 《ゲトの裏切り者、カリタス/Kalitas, Traitor of Ghet》



デッキ解説
序盤を除去・ハンデス・打消し等で凌ぎ
終盤は優秀なフィニッシャーで蓋をする伝統的なコントロールデッキです。
メインフィニッシャーは奔流の機械巨人!(通称:青ハルク)

奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk
(4)(青)(青)
アーティファクト クリーチャー — 構築物(Construct)
瞬速
奔流の機械巨人が戦場に出たとき、あなたの墓地からインスタント・カード1枚を対象とする。あなたはそれを、そのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。このターンにそのカードがあなたの墓地に置かれるなら、代わりにそれを追放する。

5/6


6マナ 5/6 瞬速と青とは思えないスタッツ。
EtBでインスタントを踏み倒せる強力な効果。
序盤に使った除去や打消しが必ず墓地にあるため腐ることはありません。
“時を越えた探索”も再利用できるので決まればとても強力です。

他の採用カードはカテゴリに分けてご紹介します。

除去
2 《致命的な一押し/Fatal Push》
2 《湖での水難/Drown in the Loch》
1 《暴君の嘲笑/Tyrant’s Scorn》
3 《衰滅/Languish》
3 《ヴラスカの侮辱/Vraska’s Contempt》

単体除去、全体除去、PW追放など幅広く採用しています。
メイン戦ではクリーチャーデッキに有利な構築になっています。
“致命的な一押し”は”寓話の小道”がないと腐ることが多かったので控えめに。
“暴君の嘲笑”は小回りが利くカードですがやはり後半腐りやすいので1枚のみ。
“衰滅”は貴重な黒の全体除去。破壊不能やプロテクションも回避できます。
“ヴラスカの侮辱”は破壊不能やPWを確実に対処できる良カード。
2点ライフゲインは地味ながら強力です。

ハンデス
3 《思考消去/Thought Erasure》

このデッキにハンデスは”思考消去”しかありません。
前方確認とトップ操作が行えるのでパイオニアでは一番丸いと思います。
”思考囲い”はとても強力ですが2点ライフを失うことを重く見ています。
後半引いたときにハンデスはとても弱いので増やしたくないのですが、
”苦悶の悔恨”は脱出カード対策に採用を検討しています。

Agonizing Remorse / 苦悶の悔恨 (1)(黒)
ソーサリー
対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは自分の手札を公開する。あなたは、その中から土地でないカード1枚か、そのプレイヤーの墓地からカード1枚を選ぶ。そのカードを追放する。あなたは1点のライフを失う。


打ち消し
2 《湖での水難/Drown in the Loch》
3 《至高の意志/Supreme Will》

打ち消しも確定は無く枚数も少なめです。
“至高の意志”は序盤に、後半は”湖での水難”に頼っています。
どちらも”打ち消し以外の効果を持っている”ことが特徴です。
打ち消しは状況が互角or有利の時には強力ですが不利な時には腐りがちです。
状況に応じてドローや除去に使用できることを高く評価して採用しています。

フィニッシャー
2 《永遠神ケフネト/God-Eternal Kefnet》
2 《スカラベの神/The Scarab God》
4 《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk》
2 《悪夢の詩神、アショク/Ashiok, Nightmare Muse》

どのフィニッシャーも単体で勝ち切る可能性が高いカードばかりです。
クリーチャーはタフネス5以上を有しているので”衰滅”も気軽に使えます。
どのカードも説明不要なほど強力ですが”永遠神ケフネト”だけご紹介します。

God-Eternal Kefnet / 永遠神ケフネト (2)(青)(青)
伝説のクリーチャー — ゾンビ(Zombie) 神(God)
飛行
各ターン、あなたはあなたの最初のカードを引くに際し、それを公開してもよい。これによりあなたがインスタントやソーサリーであるカードを公開するたび、そのカードをコピーする。あなたはそのコピーを唱えてもよい。そのコピーを唱えるコストは(2)少なくなる。
永遠神ケフネトが死亡するか戦場から追放領域に置かれたとき、あなたはこれをオーナーのライブラリーの一番上から3枚目に置いてもよい。

4/5


4マナ 4/5 飛行と青とは思えないスタッツ。(2回目)
各ターンの初回ドローがインスタントかソーサリーなら公開して2コスト軽くしたコピーを作成する効果を持っているのですが、”選択”があると相手ターンにも発動することが可能です。
デッキの約4割がコピー可能なのでアドバンテージを稼いでいけます。
“打ち消し以外の効果を持つ”打ち消しカードを採用しているのもケフネトとのシナジーを考慮した結果です。
このデッキの影の主役といっても過言ではありません。

その他
1 《ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn’s Prodigy》
4 《選択/Opt》
1 《アズカンタの探索/Search for Azcanta》
2 《時を越えた探索/Dig Through Time》

“ヴリンの神童、ジェイス”はフィニッシャーとして十分なスペックなのですが除去耐性が低すぎるため1枚だけ採用しています。

土地
”イプヌの細流”はインバーター対策で採用しています。
“寓話の小道”が1枚なのは持ち合わせが無かったためです。もう1枚くらい採用したいです。

サイドボード
2 《否認/Negate》
2 《害悪な掌握/Noxious Grasp》
3 《才気ある霊基体/Gifted Aetherborn》
2 《神秘の論争/Mystical Dispute》
2 《漂流自我/Unmoored Ego》
2 《悪夢の織り手、アショク/Ashiok, Nightmare Weaver》
2 《ゲトの裏切り者、カリタス/Kalitas, Traitor of Ghet》

主にコンボデッキやアグロデッキ対策です。
個人的にお気に入りなのは“才気ある霊基体”で絆魂を持つためライフを攻めてくるデッキには効果抜群です。”乱撃斬”や”砕骨の巨人”でトレードもできないので高評価。
“悪夢の織り手、アショク”は趣味で採用していますがコントロールデッキやクリーチャー多めのデッキで活躍します。

プレイ所感
マナカプ環境ではかなり優位に戦えている印象です。
クリーチャー主体のデッキにはほとんど負けることがありません。
一番辛かったのはシミックンさん特性の”睡蓮の原野”デッキですね。
土地には干渉できないので”漂流自我”が間に合わなければ基本負けです。
今後増えてくるようであれば”減衰球”の採用も視野に入れる必要があります。

最後に
いかがでしたでしょうか。
コントロールはパイオニアでも青白がメジャーですが青黒も十分戦えます。
4/2からイコリアのプレビューが始まりますので環境にも影響が出そうです。
新しいアーキタイプが台頭しても対応できるように調整を続けていきたいと思います。

ご愛読いただきありがとうございました!






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