デッキ紹介記事まとめは下記よりどうぞ
https://manacapsule.diarynote.jp/201812100147053518/

<電波でGO!!とは?>
Mana Capsuleのメンバーが思いついたデッキの紹介と、仲間内での実戦結果を綴るコラムである。Mana Capsuleのコンテンツ充実のための企画。


■事の発端

こんにちはもしくはこんばんは。
Mana CapsuleのGOだ。

今回はいつもとテイストが違う記事を書こうと思う。
決してネタ切れというわけではない!


電波でGOという新たなデッキの可能性を探るコラムも第3回まで終わった、
この記事を書き始めた時は、ただただ某デッキビルダーの方への憧れ(暴露)から始めたモノだったが、多少なりとも得た事、考えた事があったので記事にしたいと思う。


それは、ぶっ飛んだオリジナルデッキの作り方とは何か?という事についてだ。


僕は、この電波でGOの記事を書いている上で、
デッキ構築について多少心得たので言語化しておこうと思う。



■なぜあなたはカードゲームが好きなのか?

いきなりではあるが、自分で考えてみて欲しい。

なぜ、あなたはMTGを選んで遊んでいるのか?

そこには実はちゃんと理由があるハズで、加えて言葉にもできるハズだ。

例えば考えられる理由は以下だ。

・そもそもカードゲームが好きだから。デッキ構築を考えるのが好き。思考を使った対戦が好き。
・周りの人がやっているから。ゲーム中のコミュニケーションが好きだから。
・対戦が好きだから。競技性が高く相手を打ち負かした時が楽しいから。
・MTGの世界観が好きだから、魔法が好きだから。

この様に様々な要因があり、各要素についての比重が大小などはあるが、
結果MTGを遊んでいるあなたがいるという訳だ。



■構築力とはいったい何か?

では質問を変えよう。

なぜあなたは今使っているデッキを組んだ(選んだ)のか?

ココにも、もちろん理由があるハズで、加えて言葉にもできるハズ。

記事を読んでくれているあなたも、このような問答を自分で行ってみて欲しい。
自分のデッキ選択に対して、自分で答えを考えてみて欲しい。

















さあ、あなたの中で答えは書けただろうか??

・大会入賞している定番レシピだから。勝ちたいから。
・オリジナリティを持って強いデッキを組みたい、試したいから。
・好きな色を使いたいから。〇〇というカードが使いたいから。

例えば、この様に理由が挙げられるとは思う。
あなたも上記のように難なく思いついたと思う。


実はこの「自問自答を提示(問題を提示)する事」、そして「答えを導き出す事」こそが、
デッキの構築力の一端ではないか?と僕は考えている。

上記の質問に答えられているということは、
あなたは自問自答ができる、あなたは構築力がある。
という事なのだ。



■デッキビルダーとはいったい何か?

デッキの組み方を言語化するとしたら…。

ビルダー自身がまずデッキコンセプト(やりたい事)を用意して、
それを満たす形でデッキ60枚を埋めていく事になる。

デッキコンセプト(やりたい事)とは
・カードAが強いから、最大限強く使える形にしたい。
・カードAとカードBのシナジーで勝ちたい。
・カードAが好きすぎるので使って勝ちたい。
・環境を鑑みて、キルターンが速いデッキを組みたい。カードは何でも良い。

といった形の「デッキを組もうとした理由」に等しい。
そこから、デッキコンセプトに合わせて脇を固めるカード、
土地枚数、種類などを精査して入れていく作業になる。

こうしてデッキは完成する。





ここまでならカードゲーマーは誰だってやっているだろう。(たとえ上記の作業の自覚がなくとも)
デッキ枚数に満たすまでカードを入れていくだけだからである。
何も考えずとも60枚にはなる。
ネット上に上がっているレシピを参考にしながらでもいい。


ただし、問題はこの状態だとデッキになっていない。紙の束である可能性が高いのだ。
試しに、いろんなデッキ相手に対戦してもらって負けまくって…
こんな経験は誰だってあるはず。














あなたが "デッキビルダー" かどうかが試されるのはこの次の瞬間なのだ。



なぜ、このデッキは勝てないのか?何が悪いのか?

例えば…
コンセプトが満たせてなくてヨワイのか?
コンセプトは満たせているけどコンセプトのパワーがヨワイのか?
コンセプトを支える脇のカードがヨワイのか?
それともメタゲーム的に他のデッキのパワーとの相性の問題があるのか?
そもそもプレイングに失敗があるのか?


敗北には必ず理由がある。
1回の失敗では、引き運の偏りなどもあるかもしれない。
試行回数を増やし、上記のような何かしら答えを見つけられた時には
デッキ構築の変更、改善ができる。

このような「なぜダメなのか?」問題定義、そして答えの仮定、実践。
これの繰り返しでデッキを磨くのがデッキ構築という行為なのではなかろうか?






■オリジナリティとはいったい何か?


ただし、上記の内容を実行できていたとしても、構築力の全てではないと思っている。
いうならば上記の内容はデッキの調整力とも等しいからだ。
構築はニガテだが、調整は得意という人はいくらでもいるだろう。

もうひとつデッキ構築力を語る上で大事な事がある。

調整ができて構築ができない人。独自の構築でオリジナリティを出せる人との差。境界線。

それは…











決してめげない"鋼の精神"


が備わっているかどうか?である。

というのも、カードゲームを楽しむ多くの人の"楽しい瞬間"は、
「勝負に勝つのが楽しい/勝つのを目指すのが楽しい」という
対戦形式における基本的な所を楽しんでいる可能性が高いからだ。

勝つのが楽しいからこそ、強いデッキを使いたくなる。
勝つのが楽しいからこそ、アンフェアなデッキを使う。
勝てるデッキのキーパーツだからこそ、高い値段でも買いたくなる。

もちろん、勝つ事だけが楽しみのすべてでは無いが、
しかし、レガシーなどの環境にスタンダードの好きなデッキを持ち込もうとはなかなか思わないはずだ。
カードパワーに差がありすぎて勝てない。面白くないからだ。


オリジナルデッキの製作、そしてそれのテストプレイというのは、
上記の例のような絶望的に勝てないとわかっているデッキで戦うようなモノだ。
繰り返しやって改良を加えたとしても芽がなくずっと勝てないという事もある。


趣味で楽しむためにやっているカードゲームにおいて、勝てないというのは正直苦痛だし、面白くない。
オリジナルデッキを組むということ。それが一体どれだけの苦悩にさいなまれることか(白目


オリジナルデッキを組んでくる人間というのは多少の敗北ではへこたれないし、
そもそも勝ち負け以外に面白みを見出せる狂った貴重な存在なのだ。
負けから次の構築理論を必ず展開し、いずれそれがアーキタイプとなるまで続ける。
決してめげない"鋼の精神"
がなければそもそも取り組めないと僕は感じた。



















僕は弱いデッキ使ってると死にたくなるけど。







■オリジナルデッキの構築力とはいったい何か?

このように。
・問題点を定義、そして答えを見つけ出す能力。
・負けてもいい。決してめげない鋼の精神。もしくは勝ち負け以外を楽しめる才能。

この2つがあって初めて"強い"オリジナルデッキの製作に打ち込めるのだと思った。

もちろん、カードに対する知識、理解など、前提となる情報も当然あるが、
知識は検索すればいくらでも出てくる昨今。そこまで重要ではないと感じる。
それよりも、オリジナルデッキを構築しうる考え方、心意気があるかどうか?が大事だと思っている。

あなたのオリジナルデッキ制作が捗りますように。




まなかぷデッキ発信基地 ~電波でGO!!~
次回につづく

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