デッキ紹介記事まとめは下記よりどうぞ
https://manacapsule.diarynote.jp/201812100147053518/


≪ボーナスで始める初めてレガシーとは?≫
Mana Capsuleメンバー内の最近mtgを始めたメンバーから、
「レガシーを初めてみたいので、初心者に向けての記事をなんか書いてください。」
的な貴重な意見を頂いたので、なんか書いてみますか。と軽く思ってしまったのが発端。
ネットを徘徊すればそれ系の記事はわんさか出てくると思いますが、
折角なので、ボーナスの時期なのでお手軽な感じで、
デッキが組めないかなってお話しが出来ればという感じでございます。



お久しぶりでございます。
Mana Capsuleの黒の信奉者です。
世間ではボーナスが入ってホクホクなこの時期。
レガシー参入にオススメな低予算デッキの紹介をさせていただきます。
さて、デッキ紹介に入る前に1つ小話を。
殆どのTCGにおいてマナレシオは非常に重要な要素です。
MTGにおけるマナレシオはwikiから引用すると次のように定義されます。
マナレシオ(Mana Ratio)とは、カードの性能(コスト・パフォーマンス)に対する評価方法のひとつ。
直訳すると「マナ比率」すなわち「1マナ当りの効果の大きさ」という意味。
つまり、マナレシオが高いほどそのカード強力であると言えます。
今回はそのマナレシオが最も高いクリーチャー、”死の影”を採用したデッキとなります。
デッキ名:青黒死の影
メインボード:60

土地(17)
《溢れかえる岸辺》 2
《汚染された三角州》 4
《血染めのぬかるみ》 1
《湿地の干潟》 1
《湿った墓》 3
《島》 1
《沼》 1
《不毛の大地》 4

クリーチャー(14)
《秘密を掘り下げるもの》 4
《死の影》 4
《通りの悪霊》 4
《グルマグのアンコウ》 2

呪文(29)
《思案》 4
《再活性》 2
《思考囲い》 3
《渦巻く知識》 4
《呪文貫き》 2
《頑固な否認》 1
《致命的な一押し》 2
《目くらまし》 4
《四肢切断》 2
《意志の力》 4
《最後の望み、リリアナ》 1

サイドボード(15)
《仕組まれた爆薬》 1
《虚無の呪文爆弾》 1
《漸増爆弾》 1
《夜の戦慄》 2
《苦花》 1
《論議を呼ぶ計画》 2
《トーラックへの賛歌》 2
《毒の濁流》 1
《狼狽の嵐》 1
《外科的摘出》 2
《リリアナの勝利》 1


■デッキ解説
“死の影”を始めとしたクリーチャーを序盤に展開して殴りきります。
相手の行動を豊富な妨害手段で邪魔をする所謂クロックパーミッションデッキです。

Death’s Shadow / 死の影 (黒)
クリーチャー — アバター(Avatar)
死の影は-X/-Xの修整を受ける。Xはあなたのライフの総量である。
13/13


僅か1マナで13/13のP/Tを持つクリーチャーですが、
自分のライフが12点以下でないと戦場にも残れません。
もちろん0点だと負けてしまいますので”死の影”のP/Tは実質1/1~12/12となります。
ライフを低く保つ必要があるためリスクはありますがクロックの高さは超一級です。
“死の影”を如何に早く安全に着地させるかが勝負のカギとなります。
死の影をプレイするために自分のライフを減らすカードが大量に採用されています。
”通りの悪霊”はハンドアドバンテージを失わずにライフを減らせます。
”思考囲い”や”四肢切断”は妨害や除去をしつつライフを減らせます。
”通りの悪霊”をサイクリングして“再活性”で釣り上げるだけで10点も減らせます。
”Underground Sea”ではなく”湿った墓”が入っているのはそのためです。
プレイするだけでライフを減らせる”湿った墓”が優先されます。

Underground Sea
土地 — 島(Island) 沼(Swamp)
((T):(青)か(黒)を加える。)


Watery Grave / 湿った墓
土地 — 島(Island) 沼(Swamp)
((T):(青)か(黒)を加える。)
湿った墓が戦場に出るに際し、あなたは2点のライフを支払ってもよい。そうしなかったなら、湿った墓はタップ状態で戦場に出る。


クロックパーミッションであることからカウンターも豊富です。
レガシーではおなじみの”意志の力”や”目くらまし”がフル投入されていますが、
このデッキでしか見かけないカードもあります。

Stubborn Denial / 頑固な否認 (青)
インスタント
クリーチャーでない呪文1つを対象とする。それのコントローラーが(1)を支払わないかぎり、それを打ち消す。
獰猛 ― あなたがパワーが4以上のクリーチャーをコントロールしているなら、代わりにその呪文を打ち消す。




“死の影”により獰猛が達成しやすく、1マナ条件付きカウンターとして運用できます。
ほぼ同じ役割の”呪文貫き”も採用しています。
通常の試合展開としては
①クリーチャーを展開
②手札破壊、カウンター、除去で相手を妨害
③殴りきってWin!
と、非常にシンプルですが先に触れた”再活性”ルートがあるため
・自分がサイクリングした”通りの悪霊”を釣り上げて”死の影”を大量展開
・”思考囲い”で落とした相手の強力なクリーチャーを釣り上げる
など、変則的な動きも可能です。
■ポイント
回すうえで幾つかテクニックを紹介します。
・”通りの悪霊”は”思案”や”渦巻く知識”で仕込んだトップをインスタントで引きこめる
他にも”死の影”をインスタントタイミングでサイズアップできます
・”目くらまし”で”湿った墓”を戻すことで繰り返しライフを減らすことができる
”死の影”のサイズアップに利用できます
・”死の影”が複数並んでいる状態で”四肢切断”を唱えて打点を上げる
状況自体は稀ですがコンボデッキ相手ならありえそうです
そして上記のテクニックよりも大切なことは
“たとえライフが1点になっても先に相手を0点にしたら勝ち”という気持ちです。
ライフを減らすことを躊躇してはいけません。
基本的に”湿った墓”はショックイン、”四肢切断”も1マナしか払いません。
“稲妻”に撃たれても”タルモゴイフ”に殴られても不敵な笑みを浮かべましょう。
“死の影”はその勇気にちゃんと応えてくれるはずです。
■サイドボーディング
ここからはMana Capsuleメンバーと対戦した際に注意した点をまとめていきます。

VS カナディアンスレッショルド(1さん)
・自分のライフは4~7点がデッドラインです。”稲妻”のケアが必要です。
”敏捷なマングース”もインスタントタイミングでサイズが上がるため要注意です。
・相手が先にクリーチャーをプレイする展開が多いので除去札をキープしましょう。
・”不毛の大地”ケアは大事です。”湿った墓”は3枚しかないので大事に使いましょう。
とにかくフェッチランドの扱いが重要になります。
“もみ消し”や”不毛の大地”を考慮して起動タイミングと探してくる土地を考えます。
P/Tが4/4を超えた”死の影”や”グルマグのアンコウ”の対処が相手は難しいため、
クリーチャーサイズで有利をとるプランが効果的です。
サイド後はリソース勝負になるため、”トーラックへの賛歌”や”毒の濁流”を追加します。
“敏捷なマングース”、”真の名の宿敵”対策に”リリアナの勝利”を追加します。


VS URデルバー(くまさん)
・”通りの悪霊”や”思考囲い”は腐りやすいです。序盤以降は”渦巻く知識”のエサにします。
・自分のライフは7点がデッドラインです。”稲妻”を初めとした火力呪文に注意です。
・”戦慄衆の秘儀術師”は何としても処理しましょう。
・サイド後は”血染めの月”のケアが必要です。
”死の影”を早めにプレイして相手の火力呪文に対するプレッシャーを構えましょう。
カナスレと同様、クリーチャーサイズで有利をとるプランが効果的です。
サイド後は”トーラックへの賛歌”や”毒の濁流”、”リリアナの勝利”に加えて
トークン対策に”仕組まれた爆薬”や”漸増爆弾”も候補となります。



VS デス&タックス(GOさん)
・”死の影”を複数並べるのはNG。”剣を鍬に”で一網打尽です。
・”霊気の薬瓶”がある場合は注意。エンド時にプレイされて削りきられるかもしれません。
・土地ハメに注意。”不毛の大地”よりも”リシャーダの港”が辛い…
クリーチャーサイズでは負けないですが
”ルーンの母”や”ちらつき鬼火”でこじ開けられることもあるため注意が必要です。
サイド後は対白最終兵器の”夜の戦慄”や”トーラックへの賛歌”、”苦花”を追加します。



VS グリクシスコントロール(Ninjinさん)
・”最後の望み、リリアナ”は必ずキープします。着地してしまえば非常に有利です。
・”再活性”で相手の”瞬唱の魔道士”を利用するプランを頭の片隅に残します。
・”不毛の大地”は”Volcanic Island”や”BadLands”が狙い、赤マナを絞ると効果的です。
・サイド後は”血染めの月”のケアが必要です。
このマッチでは”悪意の大梟”が鬼門です。
アドバンテージ差が付くだけでなく接死による相打ちが非常にいやらしいです。
長引けばどんどん不利になりますので早期決着を狙います。
サイド後は”トーラックへの賛歌”、”苦花”、”リリアナの勝利”を追加します。



VS ゴルガリスレッショルド(ぐらさん)
・”縫い師への供給者”で”恐血鬼”や”陰謀団式療法”が落ちないように祈ります。
・”再活性”で”タルモゴイフ”を釣り上げる動きが強力です。
・ライフが10点以下になると”恐血鬼”が速攻を持つことに注意します。
とにかく“縫い師への供給者”、”陰謀団式療法”が実らないように祈ります。
また各種PWに対処するためにカウンターを構えてプレイを心がけます。
サイド後は”外科的摘出”、”虚無の呪文爆弾”、”苦花”を追加します。

最後に上記対戦では使用しなかったこのカードについて触れておきます。
Contentious Plan / 論議を呼ぶ計画 (1)(青)
ソーサリー
増殖を行う。(望む数のパーマネントやプレイヤーを選び、その後すでにそこにあるカウンター1種類につき、そのカウンターをもう1個与える。)
カードを1枚引く。


クロックパーミッションの天敵、”虚空の杯”対策です。
以前は”ゲスの玉座”を採用していましたが

・ハンドアドバンテージを失わないこと
・”意志の力”のコストにできること

上記2点の優位性からこちらを採用しています。


■最後に
いかがでしたでしょうか。
“死の影”の魅力が少しでも伝われば幸いです。
青黒死の影デッキについては昨年話題になった記事があります。
本記事よりもより詳細に解説されていますのでぜひご覧くださいませ。

原文:
https://www.channelfireball.com/articles/blue-black-deaths-shadow-deck-guide/
翻訳:
http://gathered.tokyo/archives/3056

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