アーティスト・コンストラクテッド(Artist Constructed)
についての説明は、以下の過去記事を参考にしていただければと。


https://manacapsule.diarynote.jp/201905062204522052/



ちょうど去年のGWにもアーティスト・コンストラクテッドについて書いていたので
年に一度の楽しみとして、今年もアーティスト・コンストラクテッドのデッキについて書くことにしました。

マジックにはこんな楽しみ方もあるんだって参考にしてもらえればよいかなぁと思います。
前回は、「マナカプデッキ探訪」にまとめていましたが、
ちょっと特殊な構築なので別枠として扱っていこうかなと思ってます。
(単に自分用に管理するためにって話しなだけですが…)


去年は、Rebecca Guay氏のデッキを紹介したのですが
今回は、Jesper Ejsing氏のデッキを検討してみることにしました。

Jesper Ejsing氏は、エルドレインで基本土地の山のイラストを描かれました。
赤だとゴブリン系のイラストを多く描いているのですが
その時点だとそこを中心にギリギリデッキを組めなくもないといった感じでした。
が、イコリアですべての基本土地のイラストを描かれたので
ついに好きな色の組み合わせでデッキを構築できることになりました。

歓喜!



最近、優秀な除去や強いクリーチャーのイラストも描かれているので
デッキ構築もいろいろと考える幅があり、カードを見ていてもとても楽しいです。


前回と同じように各色の特色をみていければと思います。

●白
《巨人落とし/Giant Killer》
《平和な心/Pacifism》
《幸運な生き残り/Fortunate Few》
といった除去がいい感じ。


●青
マーフォークが数あり、またロードの
《マーフォークの君主/Merfolk Sovereign》が存在します。
《タッサの神託者/Thassa’s Oracle》や《面晶体のカニ/Hedron Crab》で
特殊勝利を狙うデッキとかも何か考えられるかも。
夢はありそうです。


●黒
小粒なゴブリンが複数体そろっているのと《苦花/Bitterblossom》が存在します。
強い除去ではありませんがいくつか存在はするので、
他の色と合わせて運用を考えればまとまりそうな感じです。


●赤
小粒のゴブリンがそろっている感じです。
中でも《ゴブリンの女看守/Goblin Matron》は優秀なクリーチャー。
《ゴブリンの王の探索/Quest for the Goblin Lord》や《モグの戦争司令官/Mogg War Marshal》
といった前のめりなデッキ万歳なカードもそろっています。

《衝撃の共鳴/Impact Resonance》も優秀な除去になりえます。
イコリア的には、《さまよう怪物、イダーロ/Yidaro, Wandering Monster》なども楽しそう。


●緑
《熊の女王、アイユーラ/Ayula, Queen Among Bears》で
クマ系の何かを考えたくなる一枚。
2マナの《ルーン爪の熊/Runeclaw Bear》
4マナの《溌剌とした狼熊/Exuberant Wolfbear》
5マナの《変わり身のタイタン/Changeling Titan》
と序盤、中盤、後半とそろってる感じです。

また優秀な除去のバトルボンド 版の《内にいる獣/Beast Within》が存在します。


●多色
強力なフィニッシャーになり得そうな《夢さらい/Dream Trawler》や
ゴブリンの強力なクリーチャー《猪牙のしもべ/Boartusk Liege》が存在します。
《自由を貪るもの、シルヴァー/Silvar, Devourer of the Free》も
人間と組み合わせて構築すれば協力なフィニッシャーにもなりえそうです。


●無色
《ゴブリンの放火砲/Goblin Charbelcher》や《婆カカシ/Scarecrone》など優秀なカードがあります。
現状そこまでシナジーを組むのは難しいですが、将来的には有望そうなので
優秀なアーティファクトクリーチャーや、放火砲のコンボ組むためのカードのイラストを描いてくれるといいなと。
《棘噛みの杖/Thornbite Staff》は接死やシャーマンシナジーが期待できる一枚です。
個人的には期待値が高いです。
《見本に倣うもの/Pattern Matcher》もこういった限定構築では、条件はありますが
サーチ能力は協力なのかなと。
シルバーバレット戦略はとれませんが物量で押し切るビート戦略等考えられそうです。
ゴブリンの女看守と合わせればサーチの8枚体制も作れます。


●土地
前述したとおり、基本土地が全色そろっていることもあり
自分の好きなカードで構築できるのが一番の魅力です。
またZendikar Expeditionsの《禁忌の果樹園/Forbidden Orchard》なども
手がけているのでデッキ次第では3色以上も検討してもよさそうです。



ざっとカードを見た感じ
部族でいうとマーフォーク系、ゴブリン系が何かしらいけそうな感じがしました。
ゴブリンも赤黒か赤緑かでそれぞれ作れそうな感じです。

ですが…
個人的に夢さらいのカードの絵が好なので、青白ベースで考えることにしました。
能力的にも単体で勝ちを狙えるクリーチャーってのもあります。
アーティスト・コンストラクテッドなので、
好きなイラストをメインで使いたいってのが
やっぱり何よりも強くデッキ傾向に反映されてしまうと思うのです。

で、青白のパーツを抜いてみるとそこそこ良いカードがあり
シナジーもそこそこ効いてて、ちゃんとやれそうなデッキに仕上がりました。
通常のデッキを仕上げるよりも、何かしら達成感が半端ない。
あと、シナジー組めるんだっていううれしさがカードが限られているので
発見の感動がすごいです。


■デッキ名:青白フライヤー(Jesper Ejsing)
■メインボード:60
クリーチャー:21
4 《巨人落とし/Giant Killer》
4 《迷い子、フブルスプ/Fblthp, the Lost》
4 《エイヴンの擬態術士/Aven Mimeomancer》★1
2 《歓喜する空眷者/Jubilant Skybonder》
1 《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
1 《救出のスフィンクス/Rescuer Sphinx》★2
1 《魔法を回す者/Glamer Spinners》★3
4 《夢さらい/Dream Trawler》★4

呪文:15
4 《平和な心/Pacifism》
4 《綿密な分析/Deep Analysis》
3 《家畜化/Domestication》
4 《幸運な生き残り/Fortunate Few》

土地:24
12 《平地/Plains》
11 《島/Island》
1 《禁忌の果樹園/Forbidden Orchard》★5

■サイドボード:15
4 《安寧砦の精鋭/Safehold Elite》
4 《風雲艦隊の空中要員/Storm Fleet Aerialist》
2 《歓喜する空眷者/Jubilant Skybonder》
1 《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
1 《救出のスフィンクス/Rescuer Sphinx》
1 《魔法を回す者/Glamer Spinners》
1 《難局/Hour of Need》
1 《家畜化/Domestication》



■■基本的な戦い方。
飛行並べる。
殴る。
相手のクリーチャーをオーラやタップ、除去で縛る。

といったとてもシンプルな内容です。



■■各カードのシナジーとかの説明とか。

★1《エイヴンの擬態術士/Aven Mimeomancer》
1、2T目の《巨人落とし/Giant Killer》
《迷い子、フブルスプ/Fblthp, the Lost》をアタッカーに変えることができます。
飛行を持たせることで《歓喜する空眷者/Jubilant Skybonder》とのシナジーも。


★2《救出のスフィンクス/Rescuer Sphinx》
《巨人落とし/Giant Killer》
《迷い子、フブルスプ/Fblthp, the Lost》
《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
《魔法を回す者/Glamer Spinners》
を使いまわすことができます。
特に《巨人落とし/Giant Killer》は切り落としを使いまわせたりもします。


★3《魔法を回す者/Glamer Spinners》
相手のクリーチャーについけた《平和な心/Pacifism》《家畜化/Domestication》を
状況に応じて付け替えられる偉いやつ。
自分につけられた除去系オーラの付け替えも可能です。


★4《夢さらい/Dream Trawler》
フィニッシャー。
地味に《綿密な分析/Deep Analysis》とのシナジーもあったりします。


★5《禁忌の果樹園/Forbidden Orchard》
《幸運な生き残り/Fortunate Few》を使用するときに相手のクリーチャー指定を
最弱なクリーチャーにすることができます。
枚数を入れすぎるとこちらが先に殴られてしまうため、最低限の1枚にしています。


サイドは適当な感じで詰め混んでいるので
好きなカードを入れてもらえればよさそうかなと。
といってもカードの種類が限られていることもあり、
そこまでサイドの選択肢の幅をこの色で出すには現状は難しそうです。

一応、現状の想定としては…

・夢さらいが着地するまでの場つなぎのためのクリーチャー増し
・他の補助カードの水増し枠

といった内容にしています。


と今回はこんな感じで。
デッキ対戦できないので、組んだだけになっていますが
そこそこ楽しめるのではなかろうかといった感じです。

ちなみにJesper Ejsing氏の統率者デッキも過去資産を掘り返して作ろうかなと思っています。

それでは、また新しいアーティストの基本土地が出そろうことを願って!







流行りの相棒おいてけぼりの内容でしたが……

ジェイスラッシュの相棒は、まだどうしようかな、と検討中といっても
ほぼほぼ選択肢があるわけでもないので、ヨーリオンジェイスラッシュかなぁ、と思ってる次第ですが。
神託者を先出ししてもヨーリオンでブリンクすれば、
信心67(初手7+土地5+神託者1)あれば勝てるんじゃないかって寸法です。
書いてて矛盾をはらんでるので、もうちょいちゃんと考えられれば。

……あと、ジェイスもラッシュも使ってないという問題はおいておきましょう。
ヨーリオンはラッシュを先出しした後、累加アップキープで乗っかるカウンターを0に戻したりできるので
戦いの工夫はできそうな感じ。と前向きにとらえてます。

でもきっとNinjiN君が組んでくれそう。

それでは、また。

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