【デッキ紹介】マナカプデッキ探訪 Vol.21「ランチェスター戦略的エウレカラッシュ」【レガシー】【Thought Lash Combo】
【デッキ紹介】マナカプデッキ探訪 Vol.21「ランチェスター戦略的エウレカラッシュ」【レガシー】【Thought Lash Combo】
【デッキ紹介】マナカプデッキ探訪 Vol.21「ランチェスター戦略的エウレカラッシュ」【レガシー】【Thought Lash Combo】
デッキ紹介記事まとめは下記よりどうぞ
https://manacapsule.diarynote.jp/201812100147053518/



≪マナカプデッキ探訪とは?≫
Mana Capsuleメンバーが普段使用しているデッキを紹介するコーナー。
こだわりのカードや調整などについて好き勝手語ってもらいます。



※注意※
こちらの記事は2020/5上旬に構想していた内容になります。
2020/5/18に禁止改定(恐らくルールス関連)が行われるため、賞味期限が短い可能性があります。
予めご了承ください。(’A’ )マジカヨ...



こんにちわ。
Mana Capsule東京支部のNinjiNです。d(’A’ )

今回ですが、前回の1さんからの無茶振りパスは後述する理由によりスルーさせてもらいますが、毎度お馴染みの「ジェイスラッシュ」の新作になります。
《Thought Lash》大好きクラブ


------------------------------
■ジェイスラッシュとは?
------------------------------
《Thought Lash》と《神秘を操る者、ジェイス/Jace, Wielder of Mysteries》もしくは《タッサの神託者/Thassa’s Oracle》の2枚コンボデッキのこと。
《Thought Lash》の起動型能力で自身のライブラリーを吹き飛ばし、《神秘を操る者、ジェイス》もしくは《タッサの神託者》で特殊勝利。
「テーロス還魂記」にて《タッサの神託者》が登場したことにより、世間の注目を集めていると勝手に思っているデッキ。

Thought Lash
(2)(青)(青)
エンチャント

累加アップキープ - あなたのライブラリーの一番上のカード1枚を追放する。
プレイヤー1人がThought Lashの累加アップキープを支払わなかったとき、そのプレイヤーのライブラリーのカードをすべて追放する。
あなたのライブラリーの一番上のカード1枚を追放する:このターン、あなたに与えられる次のダメージを1点軽減する。

神秘を操る者、ジェイス/Jace, Wielder of Mysteries
(1)(青)(青)(青)
伝説のプレインズウォーカー - ジェイス

あなたのライブラリーにカードがないときにあなたがカードを引くなら、代わりにあなたはこのゲームに勝利する。
[+1]:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、自分のライブラリーの一番上からカードを2枚自分の墓地に置く。カードを1枚引く。
[-8]:カードを7枚引く。その後、あなたのライブラリーにカードがないなら、あなたはこのゲームに勝利する。

タッサの神託者/Thassa’s Oracle
(青)(青)
クリーチャー - マーフォーク(Merfolk)・ウィザード(Wizard)

タッサの神託者が戦場に出たとき、あなたのライブラリーの一番上からX枚のカードを見る。Xは、あなたの青への信心に等しい。
そのうち最大1枚をあなたのライブラリーの一番に置き、残りをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。
Xの値があなたのライブラリーにあるカードの枚数以上であるなら、あなたはこのゲームに勝利する。


2枚コンボって強くね?


------------------------------
■ランチェスター戦略とは?
------------------------------
突然ですが
「ランチェスター戦略」
というものを知っていますか?

≪ランチェスター戦略≫
弱者が強者に勝つためのビジネス戦略


え? ビジネス戦略??
こいつ何言い出してるの???



ちょっと待ってください。
僕も最近知ったもの(中●敦彦のYouTube大学)ではあるのですが、「MTGの考えに使えるのでは…?」と思う部分があったのです。


まず、ランチェスター戦略では「強者」と「弱者」の定義があります。

・強者=シェア率が最低26.1%以上の1位
・弱者=それ以外


今のレガシーの状況、「ルールスデッキ=強者」になってないですか?


新型コロナウイルスの影響によりテーブルトップでの大会が無いため、MO上でのデータになりますが、ここ最近のレガシーメタゲームはルールスデッキ(主にルールスデルバー)のシェア率が異常な高さになっています。(TOP8にルールスがたくさん存在しているのを見たと思います)
先日のKMCオンライン2ndでは、ルールスを採用したデッキが「31.3%」という高いシェア率になっていました。
なので、「ルールスデッキ」は「強者」になります。

「ジェイスラッシュ」はもちろん「弱者」になります。
それは悲しいけど知ってる…。(’A’ )


次に、ランチェスター戦略では「弱者が勝つ方法」をこう紹介しています。

・「差別化」で戦え
・強者がやらないことで戦え


ランチェスター戦略では、「弱者が強者と同じような戦い方をしても勝てない」としています。
つまり、「相棒システムによってアドバンテージを取りつつ戦う」という強者と同じ構築は考えないことにします。(1さんからのパスをスルーした理由)

強者と同じフィールドで新しいアドバンテージを得る方法を考え付いた(差別化)としても、最終的には強者にそれをマネされてしまい、差別化が無効化され負けてしまいます。(強者のミート戦略)


簡単にミートされてしまう差別化はダメ。
「ルールスデッキができないこと」で差別化を図る。

それって「コンボで勝つ」なのでは?



------------------------------
■じゃあ、どう戦う?
------------------------------
元々「ジェイスラッシュ」は《Thought Lash》と《神秘を操る者、ジェイス/Jace, Wielder of Mysteries》もしくは《タッサの神託者/Thassa’s Oracle》の2枚コンボです。
しかも、2枚が戦場に出たタイミングで余程のことが無ければ勝てます。

その2枚を一気に揃えるカードがありました。

Eureka
(2)(緑)(緑)
ソーサリー

あなたから始めて、各プレイヤーは自分の手札にあるパーマネント・カード1枚を戦場に出してもよい。この手順を誰も戦場にカードを出さなくなるまで続ける。

前回のNinjiNの記事「色んなジェイスラッシュ」(https://manacapsule.diarynote.jp/202003221824526918/)の最後にも触れましたが、《Eureka》がこの戦略に非常にフィットしているのです。

対戦相手も好きなパーマネントを出せるためリスクが高いように思うかもしれませんが、強者のデッキ(ルールス)は「アドバンテージを細かく得られるパーマネント」で構成されているため、「(ジェイスラッシュ的に)出されて困るパーマネント」が入っていないです。
相手は小さいパーマネントを並べて終わり、こちらは2枚揃えて即座に勝ち。

「《Eureka》が通ったら勝てる」
この戦い方は強者がマネできません。しっかり差別化できています。



…ということで、デッキリストはこちら↓↓↓


■デッキ名:ランチェスター戦略的エウレカラッシュ

【メインボード:60】
クリーチャー:3
3 《タッサの神託者/Thassa’s Oracle》

呪文:37
4 《渦まく知識/Brainstorm》
4 《思案/Ponder》
2 《定業/Preordain》
2 《直観/Intuition》 ★3
3 《夏の帳/Veil of Summer》
4 《意志の力/Force of Will》
4 《Thought Lash》
2 《神秘を操る者、ジェイス/Jace, Wielder of Mysteries》
3 《実物提示教育/Show and Tell》 ★1
3 《Eureka》
3 《全知》 ★1
3 《生ける願い》 ★2

土地:20
4 《虹色の眺望/Prismatic Vista》
4 《霧深い雨林/Misty Rainforest》
3 《Tropical Island》
7 《冠雪の島/Snow-Covered Island》
2 《冠雪の森/Snow-Covered Forest》

【サイドボード:15】
1 《タッサの神託者/Thassa’s Oracle》 ★2
1 《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》 ★2
1 《The Tabernacle at Pendrell Vale》 ★2
1 《すべてを護るもの、母聖樹/Boseiju, Who Shelters All》 ★2
1 《夏の帳/Veil of Summer》
1 《狼狽の嵐/Flusterstorm》
1 《青霊破/Blue Elemental Blast》
1 《残響する真実/Echoing Truth》
1 《自然への回帰/Return to Nature》
2 《花の絨毯/Carpet of Flowers》
1 《森の知恵/Sylvan Library》
2 《墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage》
1 《外科的摘出/Surgical Extraction》


★1
突然のSnT→オムニ

ふざけているわけではありません。
「出されて困るパーマネントが少ない」=「マナコストを踏み倒して押し付ける戦略が強い」となるため、《実物提示教育/Show and Tell》を採用。

《全知/Omniscience》を出せなくても、3t目に《Thought Lash》を展開し、4t目に《夏の帳/Veil of Summer》を構えつつ《タッサの神託者》の着地を狙うプランもできます。(土地からキャストするよりも1ターン早く勝てる)
雑に《引き裂かれし永劫、エムラクール》を出しても強いでしょう。


★2
《タッサの神託者》の水増しになるだけでなく、サイドボードから強力なカードをサーチできます。

《実物提示教育》→《全知》と展開できたならば、フィニッシャーとして《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》をサーチ。
クリーチャーを横並び展開されてツラいならば、《The Tabernacle at Pendrell Vale》をサーチ。
カウンター対策、青いコントロール対策に《すべてを護るもの、母聖樹/Boseiju, Who Shelters All》をサーチ。

わからん殺し(奇襲攻撃)にも一役買っています。


★3
コンボパーツをそれぞれ3枚以上積むことで、インスタントタイミングのサーチカードとして採用。
サイドの《外科的摘出/Surgical Extraction》の枚数も減ってきているし、大丈夫大丈夫。


------------------------------
■強者と戦わせてみた
------------------------------
手持ちの強者デッキと戦わせてみました。
時期も時期なので、一人対戦での検証になります。


≪vs ジェスカイデルバー(ルールス入り)≫
○×○ 2-1で勝利
○○ 2-0で勝利

こちらの戦略がネタバレした後の《翻弄する魔道士/Meddling Mage》が非常にツラい。
とはいえ、パーマネントを出す手段が複数ある(素でキャスト、《Eureka》、《実物提示教育》)ので、完全に封殺されるわけではありませんでした。

あと、ナチュラルに《アゾリウスの造反者、ラヴィニア/Lavinia, Azorius Renegade》で全知プランが殺される。
デルバー系で一番ツラかった印象。


≪vs スゥルタイデルバー(ルールス入り)≫
○○ 2-0で勝利

REBが無く、ハンデスは帳でガードできるので、デルバーの中ではやりやすい方。
《もみ消し/Stifle》は土地ハメだけでなく、《タッサの神託者》の能力を打ち消すことができるので注意が必要。


≪vs グリクシスデルバー(ルールス入り)≫
○○ 2-0で勝利

ハンデスは帳でガードできるものの、REBで呪文だけでなくパーマネントを破壊されるため、1ターンの中で2枚コンボを決めるのが難しい相手。
しかし、クロックが細いのでハンドを蓄える時間があります。耐えが重要はマッチ。


≪vs グリクシスコントロール(ルールス入り)≫
○×○ 2-1で勝利

《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》で《トーラックへの賛歌/Hymn to Tourach》を使いまわされるのが非常にツラい。
ただ、こちらもクロックが細い。耐えて勝て!!


------------------------------
■まとめ
------------------------------
思っていたよりも戦えている印象。
強者デッキの使い手の性能が悪い説が濃厚

もうちょっと対戦回数を増やしてみないとダメではありますが、ワンチャンあるような予感はします。


…ですが、多分ルールス関連には手が入ると思います。
ルールスめちゃくちゃ強かった。アカンやろコレ。

ルールスがいなくなったらオーコの時代が戻ってくるかもしれません。
今回のルールスデッキような強者にはならない(シェア率が26.1%以上にはならない)と思いますが、オーコはエンチャントには触れないため、《Thought Lash》を使ったコンボはまだ生き残れる可能性があると信じ、今回紹介させてもらいました。


今後も《Thought Lash》を使ったデッキを擦っていきますので、どこかの大会でマッチングしましたら嫌な顔せずに《Thought Lash》や《Eureka》の効果を一緒に楽しみましょう。d(’A’d)


それではまた次回のマナカプデッキ探訪で!!
次はどんなデッキが語られるのでしょうか。

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索